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滝宮総合病院の活動

2023年8月

2023年8月31日 行事食を提供しました

8月31日は「野菜の日」です。野菜の良さを見直してもらうため、「や(8)さ(3)い(1)」の語呂合わせから、食料品流通改善協会や全国青果物商業協同組合連合会など9団体が昭和58年(1983年)に制定した記念日です。
この野菜の日にあわせ、患者さまに「野菜の日、野菜を食べよう!」とした「行事食」メニューのお食事を提供しました。


今回の献立は「米飯」、「魚のマリネ」、「ジャーマンポテト風」、「ミネストローネ」で、季節のお野菜として、魚のマリネに「黄パプリカ」を、ミネストローネには「トマト」を使用しました。また、ご参考までですが、魚のマリネのお魚はこれも夏が旬の「たちうお」を使っています。


当院では、「地産地消食」だけではなく、季節を感じていただけるような食材・料理を献立に取り入れた「行事食」を毎月1回提供しています。
今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。


2023年8月25日 医薬品に関する勉強会を開催しました

令和5年8月25日(金) 18:45〜19:45 本館2階 薬剤部にて、インターネットを利用した2型糖尿病治療に関わる経口内服薬についての勉強会を開催し、複数名のスタッフが参加しました。
勉強会においては、糖尿病治療に関わる経口内服薬のランダム化比較試験(RCT:研究の対象を2つ以上のグループにランダムに分け、治療法などの効果を検証すること)とリアルワールドデータ(RWD:レセプトデータなど、臨床現場で得られる診療行為に基づく情報を集めた、医療ビッグデータ)の結果が示され、DPP−4阻害薬からGLP−1受容体作動薬への切り替えで有効性が示される症例が多いことを知りました。
参加したスタッフの一人は、「糖尿病の薬の切り替えについては、切り替え後の急激な血糖低下による低血糖などに注意の必要がある。そのことも踏まえて、日々の診療にあたっていきたい。」との話をしてくれました。

今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。

2023年8月24日 医薬品に関する勉強会を開催しました

令和5年8月24日(木) 19:00〜20:00 健康館5階 講堂にて、インターネットを利用した 便秘症を含む消化器疾患に対する漢方治療についての勉強会が開催され、近隣調剤薬局の薬剤師1名を含め11名が参加しました。
勉強会において、消化器疾患で漢方薬を使用する際には、特に症例が「虚証」か「実証」かの判断に十分留意する必要があることを学び、また、報告された症例より漢方療法には多くの適応例があることを知りました。
参加したスタッフからは、「漢方薬は『遅効ながら副作用は少ない』というイメージがありますが、症例報告より『即効ながら副作用もある』という当然のことを改めて認識しました。日々の業務にも、このような『気付き』を大切に、当たっていきたい。」との話を聞くことができました。

今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。

2023年8月22日 誤嚥性肺炎における輸液栄養ケアについての勉強会を開催しました

令和5年8月22日(火) 12:00〜12:30他計4回、誤嚥性肺炎における輸液栄養ケアについての勉強会を開催し、栄養サポートチーム( Nutrition Support Team : NST )のメンバーを中心に複数名のスタッフが参加しました。
誤嚥性肺炎とは、食べ物や唾液などが誤って気道内に入ってしまう「誤嚥」が原因で発症する肺炎です。また、高齢者の肺炎のうち、70%以上が誤嚥性肺炎といわれています。
勉強会において、この誤嚥性肺炎で入院した患者の80%近くが禁食となっており、うち3人に2人程度は食事の開始が入院から4日目以降になっていること、栄養摂取・口腔衛生などの面からは可能な限り早期に栄養介入することが望ましいこと、が示されました。そのうえで、禁食期間がなるべく短期で終了するよう繰り返し嚥下機能評価を行うこと、長期の禁食が予想される場合は静脈栄養や経腸栄養を考慮することが重要であることを改めて学びました。
参加した管理栄養士からは、「誤嚥性肺炎もできるだけ早期に食事を開始すべきであることは知っています。この一助となるよう、患者さんの個性に合わせ、提供するお食事の硬さを調整したり、細かく刻んだり、とろみをつけたり、誤嚥を起こしにくくする工夫を継続していきます。」との話を聴くことができました。

今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。

2023年8月22日 RNC西日本放送のラジオ番組に常森寛行病院長補佐が出演しました

令和5年8月22日(火)、RNC西日本放送の人気ラジオ番組「CHIT CHAT RADIO」内で毎月第4火曜日に放送されている「ティータイム診療所」に常森病院長補佐(泌尿器科)が出演しました。出演コーナーはリスナーの皆様から寄せられた、腎臓や糖尿病、尿トラブル、また介護などについてのお悩みに専門医の立場より症状や治療法等を紹介するものです。

番組では、常森病院長補佐が当院赴任以来取り組んでいる「男性重度尿失禁外来」についてお話しをしました。
前立腺に係る手術をうけられた方の数パーセントは尿失禁が継続すると言われていること、また、外傷や神経因性膀胱などによる尿漏れで困っている方も多くいらっしゃること、治療としてはまずお薬の使用となること、お薬で改善が得られない場合においても手術により改善が見込めること等、たくさんの取り組みや患者さまへの想いについてお話ししています。

私たちは、新しい医療知識の修得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。

◆「ティータイム診療所」過去放送Youtube(ご参考)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLYoUZi4DsCCwMzTlLJf9Mtctb26kSHmac

2023年8月15日 地産地消食を提供しました

令和5年8月15日(火)、患者さまに「地産地消」メニューのお食事を提供しました。
当院は、平成23年4月に香川県から給食施設部門で「かがわ地産地消応援事業所」の認定をいただき、毎月2回、地産地消食を提供しています。
この認定基準ですが、年間を通じて県産農林水産物を積極的に利用し、米は100%香川県産を利用すること、地産地消メニュー(県産農林水産物を50%以上利用したメニュー)を月1回以上提供すること、となっています。
今回の献立は「米飯」、「鶏肉と野菜焼き」、「揚げびたし」、「くだもの」で、「米」、鶏肉と野菜焼きの「若鶏・生しいたけ・たまねぎ」、揚げびたしの「ししとう・なす」が県産品です。(県産品の使用率は72%となっています。)
調理スタッフは揚げびたしについて、「なすと油の相性が良いことは広く知られていますが、ししとうと油の相性も抜群です。患者さまにもおいしく食べてもらえると思います。」と話してくれました。

今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。


2023年8月9日 清掃活動を行いました

令和5年8月9日(水)、気温はすでに高いものの東からの風で体感的にはさわやかな朝8時、職員16名が病院敷地内とその周辺の清掃活動を行いました。

2日前に雨が降ったこともあり、病院西側の水路にごみは見られませんでしたが、水路脇の植栽や通路脇には連日の猛暑に負けず雑草が伸びていましたので、これらの除去を行い、15分ほどで90リットルゴミ袋2つがほぼ一杯になりました。

今後も皆様から信頼され支持される病院をめざし、努力してまいります。


2023年8月8日 地産地消食を提供しました

令和5年8月8日(火)、患者さまに「地産地消」メニューのお食事を提供しました。
当院は、平成23年4月に香川県から給食施設部門で「かがわ地産地消応援事業所」の認定をいただき、以降、毎月1回(現在においては毎月2回)地産地消食を提供しています。
この「かがわ地産地消応援事業所」ですが、県民運動としての地産地消の推進や食料自給率の一層の向上を図るため、県産農林水産物等の利用促進に積極的に取り組む企業や大学等が認定されており、給食施設部門の認定基準は、年間を通じて県産農林水産物を積極的に利用し、米は100%香川県産を利用すること、地産地消メニュー(県産農林水産物を50%以上利用したメニュー)を月1回以上提供すること、となっています。
今回の献立は「米飯」、「松風焼き」、「梅肉和え」、「くだもの」で、「米」、松風焼きの「鶏ミンチ・たまねぎ・卵」、梅肉和えの「きゅうり」が県産品です。(県産品の使用率は64%となっています。)

今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。


2023年8月2日 慢性便秘症の治療についての勉強会を開催しました

令和5年8月2日(水) 19:00〜19:45 本館2階 薬剤部にて、インターネットを利用した 慢性便秘症の治療 についての勉強会を開催し、複数名のスタッフが参加しました。
勉強会においては本年7月13日に発刊されたばかりの、日本消化管学会編「便通異常症診療ガイドライン2023」より、排便のメカニズム・慢性便秘症の病態、便意の消失程度と便秘の重症度の関連等が示され、便秘症はさまざまな全身疾患の一症例であるということを学びました。併せて、今現在「便意を回復」する薬は無いものの、消化管運動の改善等を目的に用いられる胆汁酸トランスポーター阻害薬は便秘症に有効(エビデンスがA)であることも示されました。
参加したスタッフの一人は、「今後ますます高齢化は進み、慢性便秘治療の需要は高まっていくと考えられ、また、慢性便秘は生命予後にも関連していることから適切な治療が必要となる。一方、便秘治療に対する選択肢は広がってきているので、これからも他のスタッフと一緒に勉強していきたい。」と申しておりました。

今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。

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