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滝宮総合病院の活動

2024年11月

2024年11月14日 デリバリー講演に行ってきました

令和6年11月14日(木)13:30から、当院リハビリテーション科の技術課長 千光士 香 理学療法士が綾川町立枌所公民館にて、「転倒予防:転倒に関わる要因と対策について」の講演を行いました。これは綾川町枌所千歳会女性部の活動の一環として行われ、28名の方にご聴講いただきました。

講演では、まず、転倒・骨折が要介護となる主な原因(全体では3位、女性に限っては2位)であることをお話ししました。次いで、転倒の要因、危険因子、転倒防止のポイントについて説明を行いました。そして最後に、参加者全員で転倒予防のために自宅でできる簡単なトレーニングを行いました。
講演を終えた千光士技術課長は、「転倒は要介護となる大きな要因です。適切な対策をとって転倒予防とともに健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)の延伸を目指しましょう。今回の講演が、その一助になれば幸いです。」と話してくれました。
また、ご参加いただいた方々からは、「気をつけるべきところがよくわかり勉強になりました。ありがとうございました。」などのお言葉を頂戴いたしました。
転倒は、特に高齢者にとって深刻な問題であり、日常生活の質を大きく左右します。しかし、適切な知識と日々の努力で、そのリスクを大幅に減らすことができます。
私たちは地域医療を担う中核病院として、住民や組合員の皆さまの要望に応える医療機能、医療環境の充実に努めてまいります。

2024年11月27日 地産地消食を提供しました

令和6年11月27日(水)、患者さまの昼食に「地産地消」メニューのお食事を提供しました。
当院は、平成23年4月に香川県から給食施設部門で「かがわ地産地消応援事業所」の認定をいただき、毎月2回、地産地消食を提供しています。
この認定基準ですが、年間を通じて県産農林水産物を積極的に利用し、米は100%香川県産を利用すること、地産地消メニュー(県産農林水産物を50%以上利用したメニュー)を月1回以上提供すること、となっています。

今回の献立は「米飯」、「スペイン風オムレツ」、「まなのソテー」、「ヨーグルト」で、「米」、スペイン風オムレツの「卵」、まなのソテーの「まな」が県産品です。(県産品の使用率は51.1%となっています。)

スペイン風オムレツとは、ジャガイモを卵と混ぜ合わせてフライパンなどで丸く焼いた卵焼きのことです。現地スペインでの料理名は「トルティージャ・デ・パタタス(直訳すると『ジャガイモのトルティージャ』)」であり、広くは「トルティージャ・エスパニョーラ(同『スペインのトルティージャ』)」と呼ばれます。単に「トルティージャ」というと、ジャガイモ入りを指すそうです。
スペイン風オムレツはスペインの家庭料理であり、作り方は簡単です。適当な大きさに切ったジャガイモ、タマネギ、ハムなどの具材を炒め、塩で味付けをした卵に混ぜ、フライパンで焼きます。この時、一般のオムレツのように袋型にまとめることはせず、フライパンの丸い形のまま、大皿などを使って裏返し、両面を焼き上げ、提供の際は切り分けます。
調理師によりますと、「オムレツはふわふわとした食感が特徴ですが、スペイン風オムレツはふわふわ感に加え、ジャガイモのホクホク感も楽しめます」とのことです。

今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。

2024年11月29日 院内学術講演会のご案内(令和6年12月17日(火)15:00から)

令和6年12月17日(火)15:00から開催の「院内学術講演会」のご案内です。

2024年11月21日 女性の頭痛に関する勉強会を開催しました

令和6年11月21日(木) 19:00〜19:20 健康館5階 講堂にて女性の頭痛に関する勉強会が開催され、多数のスタッフが参加しました。

女性は男性に比べて頭痛の頻度が約1.7倍高いと言われています。女性は月経周期、妊娠、更年期など、ホルモンバランスが変動する時期が多く、また、月経前に体内のホルモンバランスが変化することから、頭痛が起こりやすいそうです。さらに、ストレスやライフスタイル、遺伝的要因などによっても、女性に頭痛が多くなっています。勉強会では、特にめまいを伴う片頭痛(前庭性片頭痛)についての治療について説明が行われました。
講演においては、国際頭痛分類第3版が示され、メニエール病との区別が難しく治療法も異なることから鑑別が重要であるとの説明が行われました。また、片頭痛の治療薬にはアセトアミノフェン、非ステロイド系抗炎症薬、エルゴタミン製剤、トリプタン系薬剤、制吐薬があることが説明されるとともに、慢性頭痛の診療ガイドライン2013が示され、漢方薬を使用することは有効であるとの説明が行われました。

今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。

2024年11月13日 電解質異常に関する勉強会を開催しました

令和6年11月13日(水) 12:30〜13:00、13:30〜14:00 本館3階 カンファレンス室にて、電解質異常に関する勉強会が開催され、複数のスタッフが参加しました。

電解質は、体内の体液(血液、細胞内外の液体など)に存在し、電気を帯びた粒子(イオン)です。これらのイオンは、体の様々な機能を正常に保つために非常に重要です。主な電解質には、ナトリウム(Na+)、カリウム(K+)、カルシウム(Ca2+)、マグネシウム(Mg2+)、炭酸水素イオン(HCO3-)などがあります。
今回の勉強会では、この中のカリウムについて説明が行われました。
電解質には基準値があり、カリウムにおいては高ければ高カリウム血症(心拍数の増加、筋力低下、感覚異常、痙攣など)、低ければ低カリウム血症(心拍数の低下、筋力低下、感覚異常、意識障害など)になります。それぞれの症状に対しては、電解質の値を正常に戻すため、高カリウム血症に対しては状態に応じて輸液療法やカリウム吸収促進剤の使用、腎臓機能改善のための治療を行います。また、低カリウム血症に対しては、食事療法(カリウムを多く含む食品、例えばバナナ、アボカド、乾燥ナッツなどの摂取)や薬物療法(カリウムの投与)を行います。

今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。

2024年11月12日 せん妄リスク対策に関する勉強会を開催しました

令和6年11月12日(火)18:00〜19:20、健康館5階 講堂にて、インターネットを利用したせん妄リスク対策に関する勉強会が開催され、27名のスタッフが参加しました。

せん妄とは、意識や注意力が一時的に低下し、混乱、錯覚、幻覚などの症状が現れる状態です。病院では特に高齢の入院患者様によく見られます。また、日本の医療機関においては、せん妄患者の管理やケアには特別なリソースやサポートが必要とされています。
講演では、せん妄のリスク因子(7項目)が示されるとともに、ハイリスク患者に対するせん妄対策(7項目)が示されました。また、早期発見のための注意障害に注目した具体的な方法が紹介されました。そして、病室でのケアにおいては促進因子の除去と患者様の立場に立って、「不快」を「快」、「非日常」を「日常」に変えることが重要であることが示されました。

今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心な医療提供に努めてまいります。

2024年11月15日 行事食を提供しました

令和6年11月15日(金)、患者さまの夕食に「七五三」をお祝いする「行事食」メニューのお食事を提供しました。
七五三は皆様ご存知のとおり、7歳、5歳、3歳の子どもの成長を祝う日本の年中行事です。由来は諸説ありますが、平安時代の頃から宮中で行われていた3つの儀式(「髪置(かみおき)」、「袴着(はかまぎ)」、「帯解き(おびとき)」)が基になっているとのことです。
また、七五三の日取りは11月15日となっていますが、この由来にも諸説あります。一つは、15日が二十八宿の鬼宿日(鬼が出歩かない日)に当たり、何事をするにも吉であるとされ、旧暦の11月は収穫を終えてその実りを神に感謝する月であり、その月の満月の日である15日に子どもの成長を感謝し加護を祈るようになったというものです。もう一つは、天和元年11月15日に江戸幕府第5代将軍である徳川綱吉が長男の健康を祈って始まったとされる説です。
昭和の時代における七五三のメインイベントは氏神(もしくは檀那寺)に「お参り」することでしたが、現在においては多くの方がご存知のとおり、写真撮影が多数派となり、シーズンである11月よりも前に衣装をレンタルして前撮りをする方も相当数いるそうです。一方で少子化の影響もあり、神社を参拝される方は減少しているとのことです。

今回の献立は「ちらし寿司」、「たらこ和え」、「和菓子」、「ヨーグルト」です。

当院では、「地産地消食」だけではなく、季節を感じていただけるような食材・料理を献立に取り入れた「行事食」を毎月1回提供しています。
今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。

2024年11月13日 清掃活動を行いました

令和6年11月13日(水)朝の8時から、毎月恒例の病院敷地内とその周辺の清掃活動を職員18名が行いました。

先月の清掃活動の報告に際しては、「ようやく涼しくなってきました」と申し上げましたが、11月に入り、最低気温が10℃を下回る日も現れ、冷え込みが厳しくなって参りました。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
なお、活動時の天候は晴れ、南南西の風、風速1m、気温14℃と、外に出かけるにはこれ以上ない条件のもと、気持ちよく屋外清掃を行い、20分ほどで90リットルのゴミ袋3つが雑草などでほぼ一杯になりました。

今後も皆様から信頼され支持される病院をめざし、努力してまいります。


2024年11月8日 職員向けTCLS研修を行いました

令和6年11月8日(金)、当院派遣医師の香川大学医学部寄附講座教授、辻󠄀哲平先生をコースディレクター、当院救急科部長の濱谷英幸先生並びに藤澤美絵主任看護師をインストラクター、香川大学医学部付属病院 研修医の岡本美咲先生並びに当院研修医の平場優介両先生をアシスタントインストラクターとして、職員向けICLS研修を行い、5名のスタッフが参加しました。

ICLS(Immediate Cardiac Life Support)は、医療従事者のための蘇生トレーニングコースの略称です。心停止はどの医療機関のどの部署でも発生する可能性があり、一度発生すると蘇生を開始するまでほとんど時間がありません。まさに「immediate(すぐに、間髪をおかない)」な処置が必要となります。心停止直後の処置には、あらゆる医療者がチームの一員として参加し、蘇生を行うことが求められています。研修では、突然の心停止に対する最初の10分間で適切なチーム蘇生を行うため、胸骨圧迫や気道管理、AEDや除細動器の使用方法、薬物投与や原因追及、心拍再開後の対応など、シチュエーションごとにそれぞれの役割を一連の流れで学習しました。
参加したスタッフからは、「非常に有意義な時間を過ごすことができました。看護師として相応の経験を積んできましたが、今回の研修を通じて新たな知識と技術を学ぶことができ、感謝しております」、「日々の業務の中で、緊急時に迅速かつ的確な対応が求められる場面は少なくありません。今回の研修で学んだことを活かし、今後も患者様に対して最善のケアを提供できるよう努めてまいります」、「他の参加者との交流を通じて、多くの刺激を受け、自分自身の視野を広げる貴重な機会となりました。これからも、学び続ける姿勢を忘れず、チーム医療の一員としての役割を果たしていきたいと思います」との話を聞くことができました。

今後も医療知識の修得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。

2024年11月13日 院内学術講演会のご案内(令和6年11月28日(木)14:30から)

令和6年11月28日(木)14:30から開催の「院内学術講演会」のご案内です。

2024年11月13日 患者さまアンケート調査を実施しました

患者さまアンケート調査を実施しましたので、その結果をご紹介いたします。

2024年11月7日 災害時非常食調理・試食訓練を実施しました

令和6年11月7日(木) 災害時の的確かつ迅速な食事の提供と、職員の対応能力の向上を目的として、災害時非常食調理・試食訓練を実施しました。

調理訓練と言っても非常食ですので、乾燥米に水を入れるだけです。
実際に調理した乾燥米を試食した参加者からは、「水または湯を入れるだけなので簡単に調理できるが、工程に『よくかき混ぜる』があるとおり、本当によくかき混ぜないと出来上がりが固く、食べ難い方もいると思う。少しでも美味しくするためには本当に『よくかき混ぜる』ことが大切ということが分かった」との話を聞くことができました。また、「乾燥米を水で調理する際、夏季は問題ないが、冬季は冷たくて食べづらいのではないか。大規模災害時においてはお湯を沸かす手段の確保も大切だと思う」との意見もありました。

私たちは今後も地域の中核病院として安全・安心な医療を提供し、皆様から信頼され支持される病院をめざしてまいります。

2024年11月2日 地産地消食を提供しました

令和6年11月2日(土)、患者さまの夕食に「地産地消」メニューのお食事を提供しました。
当院は、平成23年4月に香川県から給食施設部門で「かがわ地産地消応援事業所」の認定をいただき、毎月2回、地産地消食を提供しています。
この認定基準ですが、年間を通じて県産農林水産物を積極的に利用し、米は100%香川県産を利用すること、地産地消メニュー(県産農林水産物を50%以上利用したメニュー)を月1回以上提供すること、となっています。

今回の献立は「米飯」、「若鶏焼きたたき」、「炒り煮」、「アスパラアーモンドかけ」で、「米」、若鶏焼きたたきの「とりもも肉」、炒り煮の「まな」が県産品です。(県産品の使用率は59.1%となっています。)
今回は県産品を使用できませんでしたが、香川県にはブランドアスパラガス「さぬきのめざめ」があります。「さぬきのめざめ」は、平成8年から香川県農業試験場で品種開発が行われ、平成17年6月に品種登録された香川県のオリジナル品種のアスパラガスです。その特徴は、なんといってもその長さで、大きいものでは50cmから60cmにもなります。成長しても穂先が開きにくいため、この大きさまで伸ばしても収穫が可能なのだそうです。また、スーパーで多く見かけるアスパラガスは根元付近が硬くなりがちですが、穂先から根元まで甘くやわらかいのも特徴です。
出荷時期は1月から10月で、3月、4月、7月が最盛期だそうです。

今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。

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