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滝宮総合病院の活動

2024年3月

2024年3月27日 糖尿病の治療に関する勉強会を開催しました

令和6年3月27日(水)に、健康館5階の講堂で、インターネットを利用した2型糖尿病の治療に関する勉強会が開催され、多数のスタッフが参加しました。

「2型糖尿病」は、血液中のブドウ糖の値(血糖値)が高い状態が続く病気で、インスリンが膵臓から出にくくなったり、インスリンの働きが不足したりすることで起こります。食事・運動療法とともに、患者さま一人ひとりの病態に合わせた薬物治療が治療の中心となります。

今回は、GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)受容体作動薬とSGLT2(腎臓の近位尿細管に存在するタンパク質)阻害薬の併用についての講演でした。GLP-1はランゲルハンス島β細胞に作用して、インスリン分泌を介した血糖降下作用を示します。一方、SGLT2阻害薬は尿細管での取り込みを阻止し、そのまま尿としてブドウ糖を排出させる効果があります。
講演において、GLP-1受容体作動薬とSGLT2阻害薬が心血管疾患の発症リスクを低減するという研究結果が報告されました。また、これらの薬剤を併用することで、2型糖尿病患者における心血管イベントの発生率が有意に減少することが確認されており、今後の治療の展開に期待が寄せられていることが示されました。

今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。

2024年3月23日 看護学生さんを対象とした病院見学会を開催しました

3月23日(土)10時より、滝宮総合病院の健康館5階講堂にて、看護学生を対象とした病院見学会が開催しました。当日は5名の方にご参加いただきました。

見学会では、進藤副院長からの歓迎の挨拶の後、事務部長が当院の概要について、看護部長が看護部の体制について、教育担当看護師長が看護部門の教育体制について説明を行いました。その後、院内見学を行い、それぞれの病棟の雰囲気や特徴を感じていただきました。
また、感染予防を考慮した上で、先輩看護師4名を交えてランチ交流会を開催しました。各テーブルでは会話も弾み、実際に現場で働いている看護師の声をしっかりと伝えることができたと思います。

当院では現在、令和7年度採用看護師の募集を行っております。ご希望の方は「令和7年4月採用看護師募集要項」http://www.takinomiya-hp.com/recruit/ をご確認の上、ご応募ください。また、4月27日にも病院見学会を開催いたします(お申し込み期限:4月19日)。さらに、インターンシップも実施しております。ご興味のある方は、看護部長室(TEL:087-876-145戟j担当の福本までお問い合わせください。詳細は看護部特設サイトhttp://www.takinomiya-hp.com/nurse/index.htmlからもご確認いただけます。

よろしくお願いいたします。

2024年3月21日 院内学術研修会を開催しました

令和6年3月21日(木) 17:30〜18:00 健康館5階 講堂にて、第114回院内学術研修会(座長:宇野  浩司 外科部長)を開催し、15名のスタッフが参加しました。
院内学術研修会は、月1回を目標に各部署が持ち回りで演題を発表しています。職種を超えてお互いの業務や研究を知ることでスタッフ間のコミュニケーションの活性化を図ることを目的としています。

今回は、矢野潤一主任臨床工学技士から、「医療DX!?」と題しての口頭発表が行われました。
医療DX(デジタルトランスフォーメーション)は、病気の予防やより良い医療と介護の実現を目指し、デジタル技術を活用して、保健・医療や介護関係者の業務やシステム、データ保存の外部化・共通化・標準化を図り、国民自身の予防を促進し、より良質な医療やケアを受けられるように社会や生活の形を変えるために、我が国により進めている取り組みです。また、「マイナ保険証」もこの取り組みの一環です。
矢野主任からは、取り組みの具体例が紹介されました。

今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。

2024年3月20日 地産地消食を提供しました

3月20日(水)、患者さまの夕食に「地産地消」メニューのお食事を提供しました。
当院は、平成23年4月に香川県から給食施設部門で「かがわ地産地消応援事業所」の認定をいただき、毎月2回、地産地消食を提供しています。
この認定基準ですが、年間を通じて県産農林水産物を積極的に利用し、米は100%香川県産を利用すること、地産地消メニュー(県産農林水産物を50%以上利用したメニュー)を月1回以上提供すること、となっています。

今回の献立は「米飯」、「若鶏の風味揚げ」、「紅白なます」、「りんご」で、「米」、若鶏の風味揚げの「とりもも肉・卵」と付け合わせの「キャベツ」、紅白なますの「大根、人参」が県産品です。(県産品の使用率は76.5%となっています。)
大根は部位によって味や食感に違いがあるそうです。管理栄養士によりますと、上の方は水分が多くて甘みが強いのでサラダに、下の方は水分が少なくて辛みが強いのでお汁の実やお漬物に、真ん中あたりは柔らかく甘み辛みのバランスが良いので煮物に向いているとのことです。また、大根はでんぷん分解酵素のアミラーゼ(ジアスターゼ)が豊富として有名で、「熱を加えず食べるとより効果的」とのことでした。

今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。

2024年3月16日 市民公開講座を開催しました

令和6年3月16日(土) 14:00〜15:30 綾川町立滝宮公民館 2階ホールにて、当院主催の市民公開講座を開催いしました。

講演では、村山 晶子 保健師が『ストレスと上手につきあえてますか?』をテーマに、常森 寛行 病院長補佐(泌尿器科部長)が『ずばり解決! 排尿トラブル − 尿活のすすめ −』をテーマにお話をさせていただきました。
アンケートでは「今悩んでいることにずばりヒット。考える方向が見えてきたような気がします。」、「頻尿予防には夕方の運動が良いことを知りました。とても分かりやすい説明で有意義な講座でした。」など多くの声をいただきました。
今後も、市民の皆さんに、身体や健康に関して正しい知識を提供する場として、市民公開講座を定期的に開催していきたいと思います。

私たちは地域の中核病院として安全・安心な医療を提供し、皆様から信頼され支持される病院をめざしてまいります。

2024年3月13日 清掃活動を行いました

令和6年3月13日(水) 朝8時、風は少し肌寒いもののこの季節らしい爽やかな日和(天候晴れ、気温7度・西北西の風3m)の下、毎月恒例の病院敷地内とその周辺の清掃活動を、職員14名が行いました。

活動時間は始業前ですので短時間(15〜20分程度)ですが、朝に体を動かすことでスタッフにとっては適度な運動になっています。また、部署の垣根を超えたスタッフ間のコミュニケーションの場にもなっています。その上、多少にはなりますが病院の美化にもつながり、本日の活動で90リットルゴミ袋1袋が一杯になりました。

今後も皆様から信頼され支持される病院をめざし、努力してまいります。


2024年3月10日 地産地消食を提供しました

3月10日(日)、患者さまの昼食に「地産地消」メニューのお食事を提供しました。
当院は、平成23年4月に香川県から給食施設部門で「かがわ地産地消応援事業所」の認定をいただき、毎月2回、地産地消食を提供しています。
この認定基準ですが、年間を通じて県産農林水産物を積極的に利用し、米は100%香川県産を利用すること、地産地消メニュー(県産農林水産物を50%以上利用したメニュー)を月1回以上提供すること、となっています。

今回の献立は「米飯」、「卵焼き」、「揚げ茄子の鶏味噌かけ」、「オレンジ」で、「米」、卵焼きの「卵」、揚げ茄子の鶏味噌かけの「なす、鶏ミンチ」が県産品です。(県産品の使用率は58.2%となっています。)
香川県でなすと言えば卵型の「三豊なす」が伝統野菜として有名ですが、いわゆる普通の「中長なす」は観音寺市や高松市を中心に栽培されているそうです。ほとんどが露地栽培ですが、一部でハウス栽培のものもあるので、年間を通して出荷されています。
なすの皮の黒むらさき色は、アントシアニンという色素によるもので、抗酸化作用があります。また、動脈硬化や老化の予防だけでなく、目や肝臓の働きを活性化する効果もあるとされています。

今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。

2024年3月4日 抗凝固療法中患者の頭部外傷に関する勉強会を開催しました

令和6年3月4日(月) 17:30〜18:10 本館2階 薬剤部他にて、インターネットを利用した、抗凝固療法中患者の頭部外傷に関する勉強会が開催され、多数のスタッフが参加しました。

抗凝固剤は、血液が固まらないように、いわゆる「血液をサラサラ」にするお薬の一つで、心不全や不整脈などで用いられています。また、この薬は血液が固まりにくくなるため、転倒などにより怪我をすると重症化する可能性が指摘されています。
勉強会においては、高齢化に伴い高齢の頭部外傷患者が増加しているところ、65歳以上の頭部外傷患者の約3割に抗血栓剤(抗凝固剤または抗血小板剤、または両方)が投与されていたとの報告が示されました。また、熊本県にある三次救急病院の抗凝固剤使用頭部外傷患者の受け入れ症例が紹介され、ガイドラインに基づき、必要に際しては抗凝固剤の中和剤投与をためらわないこと、特に救急においては抗凝固療法を行っているか否かの確認は極めて重要となるので、患者にはお薬手帳の携行、救急隊員には事前の確認についての啓発活動も重要との見解が示されました。

今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。

2024年3月1日 行事食を提供しました

3月1日(金)、二日繰り上げにはなりますが、患者さまの夕食に「ひな祭り」の行事食メニューを提供しました。
「ひな祭り」は、皆さまご存じの通り、女の子の幸せと健やかな成長を願ってお祝いする日です。もともとは中国の風習で五節句の一つ「上巳の節句」が、その季節柄、日本で「桃の節句」とも呼ばれるようになったそうです。古代中国で行われていた災厄を払うための行事が日本に伝わり、平安貴族の子女の雅な遊びごと「ひいな遊び」と結びついて、現在のひな祭りの形ができあがったそうです。

今回の献立は「ちらし寿司」、「たらこ和え」、「みかん」、「ひなあられ」です。
「ひなあられ」が食べられ始めたのは明治以降とされているようですが、由来ははっきりとしていないようです。ひし餅を砕いて煎ったおかきを食べていたという説のほか、米を煎った縁起物が元になっているという説や、お釈迦様の命日にお供えする菓子が由来という説もあるようです。

当院では、「地産地消食」だけではなく、季節を感じていただけるような食材・料理を献立に取り入れた「行事食」を毎月1回提供しています。
今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。

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