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7月30日(水)、患者さまの夕食に「地産地消」メニューのお食事を提供しました。
当院は、平成23年4月に香川県から給食施設部門で「かがわ地産地消応援事業所」の認定をいただき、毎月2回、地産地消食を提供しています。
この認定基準ですが、年間を通じて県産農林水産物を積極的に利用し、米は100%香川県産を利用すること、地産地消メニュー(県産農林水産物を50%以上利用したメニュー)を月1回以上提供すること、となっています。
今回の献立は「米飯」、「山椒焼き」、「バター炒め」、「フレンチサラダ」で、「米」、山椒焼きの「とりもも肉」とその付け合わせの「かぼちゃ」、バター炒めの「ピーマン」が県産品です。(県産品の使用率は56.3%となっています。)
「山椒焼き」は、一口大に切った鶏肉(2人分で約180g)に、酒(大さじ1)、みりん(大さじ1弱)、上白糖(大さじ2/3)、濃口醤油(大さじ1強)の合わせ液をもみ込んで、しばらく(10〜30分)置きます。その後、油をひいたフライパンで中火〜弱火でじっくり焼き、焼きあがりに粉山椒(適量)を振りかければ出来上がりです。
火加減については諸説ありますが、当院の調理師によりますと、ご家庭では「強火は禁物」で、火を止めてから1〜2分休ませることで肉の中まで均一に火が通り、よりジューシーに仕上がるそうです。
今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。
令和6年7月24日(水) 12:30〜13:15、13:30〜14:15 健康館5階 講堂にて、インターネットを利用した、消化器症状の治療に関する勉強会が開催され、多数のスタッフが参加しました。
「消化器症状」とは、食道や胃、腸などの消化管に現れる不快な症状を指します。さまざまな症状がありますが、腹痛、胸やけ、逆流、食欲不振、吐き気、嚥下困難、下痢、便秘などが挙げられます。
勉強会においては、このさまざまな消化器症状に対して、漢方薬にも適応があることが示されました。また、急性・慢性胃腸炎、神経性胃炎、食欲不振、便秘など、それぞれの症状に合わせての使用例が紹介されました。
今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。
令和6年7月22日(月) 12:30〜13:00、13:15〜13:45 健康館5階 講堂にて、インターネットを利用した、不整脈(特に心房細動)の治療に関する勉強会が開催され、多数のスタッフが参加しました。
心房細動とは、不整脈の一種で、心臓の上部にある心房が異常な動きをする状態を指します。通常、心臓は規則正しいリズムで動作しますが、心房細動になると心房が細かく震え、心臓全体のリズムが乱れます。心房細動は直接的に命に関わることは少ないですが、脳梗塞や心不全のリスクがあります。
勉強会では、日本循環器学会と日本不整脈心電学会が合同で2024年に発表した「不整脈治療ガイドライン」に基づき、心房細動による脳梗塞を予防するための対策や注意点について、クリニックを開業する「かかりつけの医師」から説明と解説が行われました。
今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。
令和6年7月19日(金) 12:45〜13:15 健康館5階 講堂にて、インターネットを利用した、糖尿病の治療に関する勉強会が開催され、多数のスタッフが参加しました。
糖尿病と腎臓は密接に関連しています。糖尿病性腎症と呼ばれる病気があり、糖尿病によって腎臓の機能が低下する病気です。糖尿病患者さんの血糖値が高いと、腎臓のろ過機能が低下し、有害な物質を尿として排出できなくなってしまうこともあります。
勉強会では、血糖値の管理が必要であり、その目標はHbA1cが7.0%未満であることが示されました。また、臨床試験の結果から、2型糖尿病患者において心血管疾患や腎疾患を合併している患者さんにおいて、SGLT2阻害薬やGLP−1受容体作動薬が第一選択薬となり得ることが示されました。
今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。
令和6年7月10日(水) 12:30〜13:00、13:30〜14:00 本館3階 カンファレンス室にて、静脈・経腸栄養に関する勉強会が開催され、複数のスタッフが参加しました。
皆さまご存じのとおり、私たちは栄養を摂取することで生命を維持しています。何らかの理由で食事ができなくなると、私たちの体は体内の脂肪や蛋白質を分解してエネルギー源として利用しますが、それが進み、脂肪を除いた体重が健康時の70%となると生命の危機が生じると言われています。病気などのため食事がとれなくなったり、不足したりした際、これを補うために静脈・経腸栄養療法を行います。
勉強会では、静脈・経腸栄養に関わり、栄養の基礎知識や静脈・経腸栄養の種類(末梢静脈栄養(PPN)、中心静脈栄養(TPN)、経腸栄養(EN))とそれぞれの選択基準、適応、管理例などについての説明が行われました。
今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。
令和6年7月10日(水) 12:30〜13:00、13:15〜13:45 健康館5階 講堂にて、インターネットを利用した、神経障害性疼痛の薬物療法に関する勉強会が開催され、多数のスタッフが参加しました。
神経障害性疼痛とは、痛みを伝える神経の損傷や病気によって引き起こされる痛みです。原因は多岐にわたり、腫瘍や椎間板ヘルニアによる神経の圧迫、帯状疱疹後神経痛、糖尿病性神経障害などが挙げられます。神経障害性疼痛の診断には神経学的評価と検査が用いられ、治療ではリハビリテーションや薬物療法が補助的に行われます。
勉強会では、神経障害性疼痛の治療について、以下の4つのポイントについて説明と解説が行われました。
・薬物療法開始時の服薬指導で重要なこと
・終わりを見据えた薬物療法
・再燃・再発患者さんへの対応方法
・効果的な薬物療法
今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。
7月10日(水)、患者さまの夕食に「地産地消」メニューのお食事を提供しました。
当院は、平成23年4月に香川県から給食施設部門で「かがわ地産地消応援事業所」の認定をいただき、毎月2回、地産地消食を提供しています。
この認定基準ですが、年間を通じて県産農林水産物を積極的に利用し、米は100%香川県産を利用すること、地産地消メニュー(県産農林水産物を50%以上利用したメニュー)を月1回以上提供すること、となっています。
今回の献立は「米飯」、「卵巾着」、「おかか和え」、「オレンジゼリー」で、「米」、卵巾着の「卵」とその付け合わせの「ナス」が県産品です。(県産品の使用率は53.4%となっています。)
検食を行った医師からは、「卵巾着ですが、油揚げに程よく甘しょっぱい出汁がたっぷりと染み込み、ジューシーで入院中の方にも食べやすいと思いました。」との所見がつけられていました。
今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。
令和6年7月10日(水) 朝の8時から、職員20名で病院敷地内とその周辺の清掃活動を行いました。
皆さまご承知の通り、「猛暑の候」や「酷暑の候」は7月の挨拶言葉ですが、7月に入り、さすがに「酷暑日(最高気温が40℃以上の日)」はないものの、6・7・8日は「猛暑日(同35℃以上)」となり、活動日も8時現在で既に29℃(「夏日(同25℃以上)」)となっていました。
この暑さに挫けることなく参加した職員は、それぞれ任意の場所で雑草の除去やポイ捨てされたと思われるごみを拾い集め、20分程度でその量は90リットルゴミ袋1.5袋になりました。
今後も皆様から信頼され支持される病院をめざし、努力してまいります。
7月5日(金)、二日繰り上げにはなりますが、患者さまの夕食に「七夕」の行事食メニューを提供しました。
「七夕」は「五節句」の一つで、皆様ご承知のとおり、7月7日の夜に天の川を挟む織姫(織女・こと座のベガ)と彦星(牽牛・わし座のアルタイル)が年に1度だけ再開するという伝説で有名です。また、日本の七夕の風習は、中国(乞巧奠)と日本(棚機津女)の言い伝えや習慣が混ざったもので、当初はお供え物をして裁縫の上達を星に祈る年中行事でしたが、後に和歌や書道など芸事全般の上達を祈るようになり、さらに現代の七夕飾りには巾着(金運アップ)や網飾り・貝飾り(大漁・豊漁祈願)などが飾られ、様々な願い事が込められているようです。
今回の献立は「ちらし寿司」、「たらこ和え」、「そうめん汁」、「七夕デザート」です。
なじみがないという方も多いと思いますが、七夕の行事食は「そうめん」だそうです。
古代の中国で7月7日に皇帝の子が亡くなり、その後、病気が流行したそうです。そこで、その子が好きだった索餅(さくべい・縄のように編んだ小麦のお菓子・そうめんの原型ではないかともいわれています)をお供えしたところ、病気の流行は治まったそうです。それ以降、無病息災を祈願して7月7日に索餅を食べる習慣ができたそうですが、時代を経てそうめんに変わり、七夕の行事食として食べられるようになったとのことです。
また、天の川や織姫の織り糸に見立てているという説もあるそうです。
当院では、「地産地消食」だけではなく、季節を感じていただけるような食材・料理を献立に取り入れた「行事食」を毎月1回提供しています。
今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。