トップページ滝宮総合病院の活動
令和6年8月30日(金)、当院派遣医師の香川大学医学部寄附講座教授 辻 哲平 先生をコースディレクターとして、濱谷 英幸 救急科部長、藤澤 美絵 主任看護師をインストラクターとして、研修医の岡本美咲 先生をアシスタントインストラクターとして職員向けBLS研修を行い、10名のスタッフが参加しました。
BLSとは、Basic Life Supportの略称で、心肺停止または呼吸停止に対する一次救命処置のことです。病院は皆さまにとって安全な場所でなければなりません。一方、入院中の方はもとより、ご来院の方の多くは体に何らかの不調を持たれている“患者さま”が多くいらっしゃいます。一般公共の場に比し万が一の事態に陥るリスクは高く、中でも心肺停止や呼吸停止は生命に関わる最大のリスクです。急変を早期に認知し、直ちに蘇生行動を始めることは医療従事者として必ず身につけておくべき知識・技能と考え、BLSに取り組んでいます。
研修においては、突然の心肺停止や窒息に対するBLSを習得のため、胸骨圧迫と人工呼吸の方法やAED(自動体外式除細動器)の正しい使用方法、BLSアルゴリズムに沿ったチームでのBLSの実践などについてのトレーニングを行いました。
参加したスタッフからは、「このような研修に参加し、様々なシチュエーションをイメージしておかなければ、いざという時にあたふたするだけで時間が過ぎてしまうと感じました。」、「意識・呼吸の確認や胸骨圧迫、AEDの使用などは今までに経験したことはなく、本当にできるのか不安もありますが、いざという場面に遭遇した際は、本日学んだ『自分が命を救う』という気持ちを持って対応できるように準備したいです。」との話を聞くことができました。
今後も医療知識の修得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心な医療の提供に努めてまいります。
8月31日は「野菜の日」です。野菜の良さを見直してもらうため、「や(8)さ(3)い(1)」の語呂合わせから、食料品流通改善協会や全国青果物商業協同組合連合会など9団体が昭和58年(1983年)に制定した記念日です。
この野菜の日にあわせ、患者さまの昼食に「野菜の日」のお食事を提供しました。
今回の献立は「米飯」、「ハワイアンステーキ」、「辛子和え」、「けんちん汁」です。
ところで、「ハワイアンステーキ」の「ハワイアン」とは何なのでしょうか?「パイナップルが乗っている…」をイメージしたところ、管理栄養士より「それは『すし』と『天ぷら』だけを日本料理と思っているのと同じだよ。」と指摘されました。狭義ではポリネシア系先住民に伝わる伝統的な料理だそうですが、移民たちが持ち込んで定着した「ロコ料理」などもハワイアンだそうです。食材としてはタロイモやココナッツミルクが代表的ですが、ワサビやキムチを使ったものもあるそうです。
なお、本日のハワイアンステーキにはパイナップルのソースがかかっていました。
当院では、「地産地消食」だけではなく、季節を感じていただけるような食材・料理を献立に取り入れた「行事食」を毎月1回提供しています。
今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。
令和6年7月24日(水) 12:30〜13:15、13:30〜14:15 健康館5階 講堂にて、インターネットを利用した、勉強会が開催され、多数のスタッフが参加しました。
今回の勉強会は、本年度の5月29日、6月19日、7月24日に開催された勉強会のまとめとして行われました。講演では、生活習慣病やフレイル、精神神経症状に対する漢方薬の適応例が改めて紹介されました。
今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。
令和6年8月28日(水曜日)の朝、毎月恒例で行っている病院敷地内とその周辺の清掃活動を行いました。
この活動は通常第2水曜日に実施されていますが、2週間前の8月14日は快晴で日差しも強かったことから参加者の体調を考慮して一時的に順延し、本日「曇り、気温28度、北東の風2m」という気象条件の下で実施しました。
本日は主に除草作業を中心に20分ほど清掃活動を行い、90リットルのゴミ袋が1.5袋になりました。
今後も皆様から信頼され支持される病院をめざし、努力してまいります。
8月24日(土)、患者さまの昼食に「地産地消」メニューのお食事を提供しました。
当院は、平成23年4月に香川県から給食施設部門で「かがわ地産地消応援事業所」の認定をいただき、毎月2回、地産地消食を提供しています。
この認定基準ですが、年間を通じて県産農林水産物を積極的に利用し、米は100%香川県産を利用すること、地産地消メニュー(県産農林水産物を50%以上利用したメニュー)を月1回以上提供すること、となっています。
今回の献立は「米飯」、「卵焼き」、「揚げ茄子の鶏味噌かけ」で、「米」、卵焼きの「卵」、揚げ茄子の鶏味噌かけの「ナス」が県産品です。(県産品の使用率は53.6%となっています。)
香川県内で栽培されているナスの主力は、夏秋ナスで、主な品種は「千両ナス」です。ハウス栽培や露地栽培で通年出荷されています。また、ナスの93%以上は水分で、他の野菜と比べると低カロリーです。脂肪燃焼ビタミンといわれるビタミンB2などをバランスよく含んでおり、「茄子紺」と呼ばれるナス果皮の色素成分は、ポリフェノールの一種であるアントシアニン系のナスニンです。ナスニンには抗酸化作用があり、動脈硬化予防や老化予防などに効果があるとされています。
今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。
8月13日(火)、患者さまの昼食に「地産地消」メニューのお食事を提供しました。
当院は、平成23年4月に香川県から給食施設部門で「かがわ地産地消応援事業所」の認定をいただき、毎月2回、地産地消食を提供しています。
この認定基準ですが、年間を通じて県産農林水産物を積極的に利用し、米は100%香川県産を利用すること、地産地消メニュー(県産農林水産物を50%以上利用したメニュー)を月1回以上提供すること、となっています。
今回の献立は「米飯」、「鶏肉と野菜焼き」、「なすとししとうがらし揚げびたし」、「バナナ」で、「米」、鶏肉と野菜焼きの「とりもも肉」、なすとししとうがらし揚げびたしの「ナス」が県産品です。(県産品の使用率は55.4%となっています。)
これまでにも紹介してきましたが、香川県は養鶏業が盛んです。温暖な気候と風土が養鶏に適しており、こだわりの地鶏や銘柄鶏が生産されています。その中で最も新しい銘柄鶏が平成30年3月に出荷が開始された『オリーブ地鶏』です。県産地鶏の『讃岐コーチン』と『瀬戸赤どり』に、県産オリーブ採油後の果実を加熱乾燥し、与え育てます。オリーブを与えていない場合と比較して、甘味と旨味を持つグリシンや旨味成分のコハク酸が増加しているとのことです。
なお、今回当院で使用したのは『さわやかチキン』です。管理栄養士によりますと、「ブロイラーと比べて低脂肪・低コレステロールで、特有の鶏臭も軽減されており、どんな料理にも合う鶏肉」だそうです。
今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。
令和6年8月2日(金) 12:00〜12:30、12:45〜13:15 健康館5階 講堂にて、インターネットを利用した、新型コロナウイルス感染対策に関する勉強会が開催され、30名のスタッフが参加しました。
新型コロナウイルス感染症は、令和元年(2019年)末の発生から4年半が経過し、令和5年(2023年)5月の5類移行から1年以上が経過していますが、未だに流行は収束せず、クラスターの発生や重症化する事例が後を絶たず、感染症の予防対策が依然として必要です。
勉強会では、医療機関の患者や高齢者施設の利用者を守るために、実地改善支援の経験に基づいた感染対策が紹介されました。また、クラスター予防策や発生後の対応について、抗ウイルス薬の役割を含めた説明も行われました。
今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。