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滝宮総合病院の活動

2023年10月

2023年10月31日 行事食を提供しました

10月31日は「ハロウィン」です。ハロウィンの起源は、2000年以上昔の古代ケルト人までさかのぼり、古代ケルト人の宗教であるドゥルイド教で行われていたサウィン祭が起源と言われています。

古代ケルトの暦では11月1日が新年とされおり、大晦日にあたる10月31日は現世と来世を分ける境界が弱まり、死者の魂が家族のもとへ戻ってくる日としても信じられていたそうです。そして、死者の魂とともに悪霊も一緒にやってくると考えられ、その悪霊に人間だと気づかれないように仮面を被ったり、魔除けとして篝火を焚いたりして身を守ったと言われています。この風習が、ハロウィンの代表的な習慣である仮装の起源となっているそうです。
現在のような形になったのは19世紀の後半で、移民とともにアメリカに伝わったハロウィンを子どもが怖がったので、子どもも楽しめるよう仮装をしてお菓子をもらったり、家族でホームパーティーをしたりするイベントに変化、現在の日本では主に仮装(コスプレ)を楽しむイベントとなっています。
今回の献立は「米飯」、「魚の磯部揚げ」、「ごま酢和え」、「湯豆腐」、「ハロウィンゼリー」です。



当院では、「地産地消食」だけではなく、季節を感じていただけるような食材・料理を献立に取り入れた「行事食」を毎月1回提供しています。
今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。


2023年10月23日 病院薬剤業務並びに医薬品に関する勉強会を開催しました

令和5年10月23日(月) 19:00〜20:20 本館2階 薬剤部にて、インターネットを利用した病院薬剤業務並びに医薬品についての勉強会が開催され、複数名が参加しました。
勉強会においては、「薬剤師による医療の質、医療安全の向上に向けた取り組み」並びに、「神経障害性疼痛の診断・治療のコツ」として、「患者安全」への「患者参加」に係る実際の事例が紹介され、それぞれの先進医療機関の取り組みを学びました。

今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。

2023年10月19日 地産地消食を提供しました

令和5年10月19日(木)、患者さまの昼食に「地産地消」メニューのお食事を提供しました。
当院は、平成23年4月に香川県から給食施設部門で「かがわ地産地消応援事業所」の認定をいただき、毎月2回、地産地消食を提供しています。
今回の献立は「米飯」、「ツナオムレツ」、「ナスのトマト煮」、「ゼリー」で、「米」、ツナオムレツの「卵」、ナスのトマト煮の「ナス・鶏ミンチ」が県産品です。(県産品の使用率は55%となっています。)
「ナスのトマト煮」は、熱したフライパンにサラダ油をひき、ヘタを切り落とし、乱切りにしたナスを入れ、油が全体にまわるように炒めます。その後、トマト(カット缶が便利です)、調味料(コンソメ、塩、コショウ)を入れ、中火で加熱し、汁気が少なくなり全体に味が馴染んだら火から下ろします。これにしょうゆ、みりんで味付けした鶏ミンチのそぼろをかけて出来上がりです。
調理したスタッフは「この時期“新米”のご飯に、とろっとした食感のナスにトマトと鶏ミンチの旨みが加わった「ナスのトマト煮」はおかずとしてピッタリです。残さず召し上がっていただければと思います。」と、話をしてくれました。

今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。


2023年10月19日 医薬品に関する勉強会を開催しました

令和5年10月19日(木) 19:00〜20:00 健康館5階 講堂にて、インターネットを利用した 精神神経疾患に対する漢方治療についての勉強会が開催され、複数名が参加しました。
勉強会において、漢方医学的に適応となる頻度の高い症状(頭痛、眩暈、不安、不穏、興奮、抑うつ、不眠 など)が示され、特に高齢者においては、不穏、興奮の症状を呈することが多いこと、漢方医学的に「腎虚」、「肝鬱」の状態にある方が多く薬剤代謝遅延が多いこと、が示されました。
この後、精神神経疾患にみられるそれぞれの臨床症状が示され、それぞれの臨床症状の改善に有効な漢方薬があることを学びました。

今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。

2023年10月17日 慢性維持透析患者における静脈栄養管理についての勉強会を開催しました

令和5年10月17日(火) 12:30〜13:00他計4回、慢性維持透析患者における静脈栄養管理についての勉強会を開催し、栄養サポートチーム( Nutrition Support Team : NST )のメンバーを中心に複数名のスタッフが参加しました。
腎臓は老廃物の排出や水分・電解質などのバランスを整えたり、血圧を調整したり、骨を丈夫に保つ働きがあります。その腎臓の働きが著しく低下すると、血液のろ過が充分に行えず、体内に老廃物が蓄積されます。このような状態が続き、かつ放置しておけば命にかかわります。命をつなぐために人工的に血液の浄化を行うのが透析療法です。
勉強会において、透析療法の進歩に伴い患者の長期生存が可能になったことや、高齢で透析導入する症例が増加していることなどから高齢化が進み、維持透析患者の低栄養・消耗が問題化、サルコペニア・フレイルも増加していることが示されました。また、従前、「水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある」もしくは「アミノ酸の代謝産物である尿素等が滞留し、症状が悪化するおそれがある」という理由で「重篤な腎障害のある患者」に一般用アミノ酸輸液製剤は禁忌とされていましたが、透析患者は保存期の患者と比べたんぱく質・アミノ酸の必要量が多くなる等のことより、禁忌の対象から除外されたことが示されました。
また、実際の投与に際しては、透析患者はドライウェイト(DW)が標準体重より少ないことが多く、DW体重で投与量を決定すると必要量を投与できないことがあることに注意しなければならないことを学びました。

今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。

2023年10月11日 栄養サポートチーム専門療法士臨床実地修練の第5週目研修を行いました

令和5年10月11日(水)、栄養サポートチーム(Nutrition Support Team、NST)専門療法士臨床実地修練の最終となる第5週目研修を行いました。
NST専門療法士は、一般社団法人日本臨床栄養代謝学会(JSPEN)が認定する栄養管理の専門家です。最近は多くの病院でNSTが設置されており、NST専門療法士にはチームの中心的な存在として活躍することが期待されています。
最終日となる本日は、訪問看護ステーション看護師より「在宅での栄養管理」等、社会福祉士より「当院と施設との連携」の講習の他、栄養評価等実技や病棟回診、症例報告発表を行いました。
症例報告発表においては、指導責任者である脳神経外科部長 河内 医師や乙竹 管理栄養士より、報告に対しての質問が行われ、研修生さんは真剣な表情でこれに回答していました。
全日程の研修を終えた研修生さんからは「特に病棟回診においては、自院とは異なった視点からも行われており、大変多くの気付きを得ることができました。」、「この研修で学んだことを自院に持ち帰り、患者さまのために実践していきたい。」との感想を聞くことができました。
また、河内医師からは「研修生3名の研修に取り組む姿勢は常に真摯であり、高く評価します。ここでの経験がそれぞれの現場でお役に立てれば幸甚です。」との話を聞くことができました。

私たちは積極的な教育活動に取り組み、将来に向けた人材の育成に努めてまいります。

              嚥下造影検査研修の様子                  症例報告発表の様子


2023年10月11日 清掃活動を行いました

令和5年10月11日(水) 朝8時、絶好の気象条件(天候晴れ、気温16度・南の風1m)の下、毎月恒例の病院敷地内とその周辺の清掃活動を職員15名が行いました。

10月に入り気温も相応に低くなってきたので、雑草の生長力も弱くなっているところではありますが、水路脇の植栽や通路脇にはエノコログサやメヒシバ(かな?)などが伸びていましたので、これらの除去を行い、15分ほどで90リットルゴミ袋2つが概ね一杯になりました。

今後も皆様から信頼され支持される病院をめざし、努力してまいります。


2023年10月6日 地産地消食を提供しました

令和5年10月6日(金)、患者さまの夕食に「地産地消」メニューのお食事を提供しました。
当院は、平成23年4月に香川県から給食施設部門で「かがわ地産地消応援事業所」の認定をいただき、毎月2回、地産地消食を提供しています。


この認定基準ですが、年間を通じて県産農林水産物を積極的に利用し、米は100%香川県産を利用すること、地産地消メニュー(県産農林水産物を50%以上利用したメニュー)を月1回以上提供すること、となっています。
今回の献立は「米飯」、「卵巾着」、「おかか和え」、「ゼリー」で、「米」、卵巾着の「卵」とその付け合わせの「ナス」が県産品です。(県産品の使用率は54%となっています。)
卵巾着は、熱湯をかけて油抜きした油揚げの一辺を開き、そこに生卵を入れ、しょうゆ、みりん、砂糖で味付けした出汁で卵が固まるまで、弱火でじっくり煮れば出来上がりです。調理したスタッフは「油揚げに出汁がたっぷりと染み込み、味がしっかりしているので、白いご飯によく合い、美味しく召し上がっていただけると思います。」との話をしてくれました。



今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。

2023年10月4日 栄養サポートチーム専門療法士臨床実地修練の第4週目研修を行いました

令和5年10月4日(水)、栄養サポートチーム(Nutrition Support Team、NST)専門療法士臨床実地修練の第4週目研修を行いました。

NST専門療法士は、一般社団法人日本臨床栄養代謝学会(JSPEN)が認定する栄養管理の専門家です。
最近は多くの病院でNSTが設置されており、NST専門療法士にはチームの中心的な存在として活躍することが期待されています。
本日は、看護師より「食事介助、褥瘡予防等」等、理学療法士・作業療法士より「ポジショニング・自助具」等、言語聴覚士より「摂食嚥下障害」の講習の他、栄養評価等実技や病棟回診などを行いました。



ラウンドに際しては、事前に患者さんの栄養状態(身体計測、血液データ、食事摂取量、摂取・投与エネルギーなど)を確認し、ラウンドで実際に患者さんの身体を観察し、その後、参加者全員で症例検討しつつ栄養評価(改善点や問題点など)を行い、必要に際しては食事に関する計画の変更や修正を図ります。
指導責任者である脳神経外科部長 河内雅章 医師から、このラウンドについて、「NSTにおて最も重要な活動のひとつです。これを通して、栄養管理は机の上のものではなく、患者さんに接して行うものであるということを学んでいただきたいと思います。」との話を聞くことができました。


私たちは積極的な教育活動に取り組み、将来に向けた人材の育成に努めてまいります。

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