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滝宮総合病院の活動

2024年1月

2024年1月25日 薬剤耐性菌に関する勉強会を開催しました

令和6年1月25日(木) 19:00〜20:00 健康館5階 大会議室にて、インターネットを利用した 薬剤耐性菌に関する勉強会が開催され、14名が参加しました。

薬剤耐性菌とは、抗菌薬が効かないもしくは効きにくくなった細菌のことです。抗菌薬(抗生剤、抗生物質)は細菌を退治するための薬です。抗菌薬が効かなくなると、感染症の治療が難しくなるだけでなく、手術や抗がん剤治療で免疫が低下したときの感染予防をはじめ、さまざまな医療が困難になります。

勉強会においては、薬剤耐性菌の歴史・変遷、耐性化のメカニズム、薬剤耐性が拡大する要因などが示されるとともに、現状としてサーベイランス※1の結果が示されました。
また、薬剤耐性菌を増やさない、院内感染を起こさないためには、抗菌薬の-適正使用(適切な抗菌薬を選択し、適切な量を、適切な期間、適切な投与ルートで投与すること)と、医療従事者の手指衛生、ワクチン接種、サーベイランス、標準予防策と感染経路別予防策が重要であることが示されました。

今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。

※1 サーベイランス:@ 監視。見張り。また、監視制度。A 感染症・環境汚染・経済などの動向について専門機関が調査・監視を行うこと。

2024年1月22日 地産地消食を提供しました

令和6年1月22日(月)、患者さまの夕食に「地産地消」メニューのお食事を提供しました。
当院は、平成23年4月に香川県から給食施設部門で「かがわ地産地消応援事業所」の認定をいただき、毎月2回、地産地消食を提供しています。
この認定基準ですが、年間を通じて県産農林水産物を積極的に利用し、米は100%香川県産を利用すること、地産地消メニュー(県産農林水産物を50%以上利用したメニュー)を月1回以上提供すること、となっています。

今回の献立は「米飯」、「卵きんちゃく」、「白和え」、「みかん」で、「米」、卵きんちゃくの「卵・なす」、「みかん」が県産品です。(県産品の使用率は62.4%となっています。)
香川の温州みかんは、年間を通して出荷され、11月から12月には早生みかん、12月から1月には普通温州みかんが出荷されます。早生みかんは実が入った袋が柔らかく食べやすいのが特徴です。普通温州みかんは、早生に比べ袋は固くなりますが糖度・酸度ともに高くなり、味が濃いのが特徴です。スタッフより、「好みがあると思いますが、それぞれ特徴を知ったうえで食べてみると、よりみかんの味わいを楽しんでいただけると思います。」との話を聞く頃ができました。
今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。

2024年1月18日 医薬品に関する勉強会を開催しました

令和6年1月18日(木) 19:00〜20:00 健康館5階 講堂にて、インターネットを利用した 循環器疾患に関する漢方治療についての勉強会が開催され、複数名が参加しました。
勉強会において、従前 循環器領域においては検討の対象外とされていましたが、漢方薬は全般的に中枢神経と自律神経のバランスを調整し、これによって交感神経と副交感神経の働きを調整するところであり、これらの作用によって高血圧や心不全、狭心症に伴う諸症状に有効であると考えられるようになっていることが紹介されました。また、8つの症例が示され、それぞれの症状の改善に有効な漢方薬があることを知りました。

今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。

2024年1月17日 第4回綾歌地区医療・介護連携談話会を開催しました

令和6年1月17日(水) 19:00〜20:30 健康館5階 講堂にて、第4回綾歌地区医療・介護連携談話会を開催し、綾歌地区(綾歌郡綾川町、高松市国分寺町、丸亀市飯山町・綾歌町)の医療・福祉・介護関係者43名の方にご参加いただきました。
この談話会は、綾歌地区の医療・福祉・介護関係者が現状や課題を形式張らずに話し合い、関係者間の融和を図ることにより、地域住民の皆さまの医療・福祉・介護サービスの向上に貢献することを目的として、平成30年より毎年1回、綾歌地区医師会さまとの共催により開催しています。なお、令和3年から5年についてはコロナ禍のため中止しておりましたので4年ぶりの開催となります。

今回は 岸 内科部長、三谷 感染管理認定看護師が講師となり、「COVID-19 5類移行後の感染対策について」と題し 講演を行いました。講演においては、岸 内科部長より新型コロナウイルス感染症の4年間の変遷と現時点での特に治療を中心とした感染対策についてのお話を、三谷 感染管理認定看護師より医療機関・介護施設でのクラスター発生予防のための具体的な感染対策についてのお話をいただきました。また、両名より異口同音に新型コロナウイルスがどのように変異していっても、未知の新興感染症であっても、基本の感染対策は同じであり、現在の感染予防対策を継続していくことが大切であることが示されました。

私たちは今後も地域医療を担う中核病院として、地域の医療機関や介護施設との連携・協調を図り、住民や組合員、地域医療機関の要望に応える医療機能、医療環境の充実に努めてまいります。

2024年1月17日 地産地消食を提供しました

令和6年1月17日(水)、患者さまの昼食に「地産地消」メニューのお食事を提供しました。
当院は、平成23年4月に香川県から給食施設部門で「かがわ地産地消応援事業所」の認定をいただき、毎月2回、地産地消食を提供しています。
この認定基準ですが、年間を通じて県産農林水産物を積極的に利用し、米は100%香川県産を利用すること、地産地消メニュー(県産農林水産物を50%以上利用したメニュー)を月1回以上提供すること、となっています。

今回の献立は「米飯」、「揚げ鶏南蛮漬け」、「レタスもみ」、「みかん」で、「米」、揚げ鶏南蛮漬けの「とりもも肉・卵・細ねぎ」、「レタス」、「みかん」が県産品です。(県産品の使用率は75.6%となっています。)
スーパーにいつも並んでいるレタスですが、出荷時期により「春レタス」「夏秋レタス」「冬レタス」に分かれています。温暖な気候に恵まれた香川県は冬レタスの代表的産地であり「らりるれレタス」が有名です。調理したスタッフは「香川県のレタスは葉が厚いので瑞々しさの持ちがよく、ほんのり甘いのが特徴です。青臭さが苦手な方も気にならないようよくもみ込んでいるので美味しく召し上がっていただけると思います。」との話をしてくれました。
今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。

2024年1月1日 年末年始に係る行事食を提供しました

年末年始はゴールデンウィークやお盆と並び、いわゆる大型連休になりますが、病院には年末年始も多くの患者さまが入院し、病気やけがの治療のため病院で過ごされています。これらの患者さまに少しでもお正月の雰囲気を味わって頂きたく、年末年始らしいお食事を提供しました。

12月31日の昼食は「ちらし寿司」、「赤魚の照り焼き」、「ほうれん草のマヨ和え」です。以前にも紹介しましたが、往時、ちらし寿司は香川において「ハレ」の日の最大のごちそうだったそうです。
夕食は「しっぽくそば」、「天ぷら盛り合わせ」、「みかん」です。「しっぽくそば」が「年越しそば」になります。
1月1日の朝食は「米飯」、「雑煮」、「田作り」、「こまつな煮浸し」、「牛乳」です。お雑煮の餅は残念ながら餡餅ではなく、のどに詰まる事の無いようムース状に加工したものを使用しました。
昼食は「赤飯」、「おせち(ぶり照り焼き・かずのこ・煮しめ・昆布巻・くずし・鶏肉の野菜巻き・黒豆・だて巻き・紅白なます)」、「和菓子」を元日の行事食として提供しました。
古代より赤い色には邪気を祓う力があると考えられ、また米は価値の高い食べ物であったことから、神様に赤米を炊いて供える風習があったと考えられており、そこから災いを避ける、魔除けの意味で振る舞われるようになったそうです。
夕食は「米飯」、「ローストポーク」、「ほうれん草浸し」、「鯛吸い物」です。「鯛」は皆さまご存じのとおり「おめでたい」との語呂合わせも重なり、定番のメニューとなっています。

当院では、「地産地消食」だけではなく、季節を感じていただけるような食材・料理を献立に取り入れた「行事食」を毎月1回提供しています。
今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。

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