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滝宮総合病院の活動

2024年12月

2024年12月25日 院内学術講演会のご案内(令和7年1月29日(水)15:00から)

令和7年1月29日(水)15:00から開催の「院内学術講演会」のご案内です。

2024年12月24日 行事食を提供しました

令和6年12月24日(火)、患者さまの夕食に、少しでもクリスマスを感じ、楽しんでいただきたく、「行事食」としてクリスマスのお食事を提供しました。

今回の献立は「米飯」、「ローストチキン」、「サラダ」、「ミネストローネ」、「クリスマスケーキ」です。

ある雑誌によりますと、クリスマスに食べたい料理の1位は昨年同様「ローストチキン」となっていました。この「ロースト」ですが、フランス語で「焼く」という意味だそうで、「オーブンを使い、低温から中温でじっくりと焼き上げる調理方法」です。調理師によりますと、「長時間かけて調理することで、食材の旨味が凝縮され、柔らかく仕上がります」とのことでした。ご参考までに、同じくフランス語で「焼く」という意味になる「グリル」という調理方法があります。これは「直火や高温の熱源の上で食材を焼く方法」だそうです。また、フライパンを使い、油をひいて焼いたり炒めたりしながら調理することは「ソテー」というそうです。

当院では、「地産地消食」だけではなく、季節を感じていただけるような食材・料理を献立に取り入れた「行事食」を毎月1回提供しています。
今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。

2024年12月19日 消防訓練を実施しました

令和6年12月19日(木)、消防訓練を実施しました。

病院は年に2回の消防訓練実施が義務付けられており、今回は今年度2回目の訓練です。避難訓練は出火場所を病棟備品庫とした想定で、火災発生時における通報、初期消火および避難の訓練に取り組みました。また、併せて保育所入所児の避難訓練と、避難訓練終了後に消火器使用訓練も行いました。

訓練に参加した大西健康管理センター部長は、「緊急時における対応の重要性を改めて実感いたしました。火災は起こさないことが何より肝要ですが、来るべき南海トラフ地震はじめ防災の対策として、訓練を通じて学んだ知識や技術を活かし、さらなる意識の向上と対策に努めてまいります。」と話してくれました。

私たちは今後も地域の中核病院として安全・安心な医療を提供し、皆様から信頼され支持される病院をめざしてまいります。

2024年12月19日 高齢者めまいに伴うフレイル対策に関する勉強会を開催しました

令和6年12月19日(木) 19:00〜19:20 健康館5階 講堂にて高齢者めまいに伴うフレイル対策に関する勉強会が開催され、多数のスタッフが参加しました。

フレイルとは、高齢者における身体機能の低下を示す概念で、@ 体重減少、A 主観的疲労感、B 日常生活活動量の減少、C 身体能力(歩行速度)の低下、D 筋力(握力)の低下のうち3項目を満たす場合に診断されます。
講演においては、高齢のめまい患者のフレイル合併率が高値であることが示されました。また、めまいの治療にあわせ、栄養(特にたんぱく質の補給)と筋肉に負荷をかける動きを繰り返し行うレジスタンス運動によるフレイル治療の有効性について説明が行われました。さらに、フレイルに対して保険適用のある治療薬はないものの、食欲不振を伴う場合などにおいては、漢方薬も有効であることが紹介されました。

今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。

2024年12月17日 肥満症の治療に関する勉強会を開催しました

令和6年12月17日(火)19:00〜19:45、健康館5階講堂にて、インターネットを利用した肥満症の治療に関する勉強会が開催され、多数のスタッフが参加しました。

肥満症とは、BMI(体重[kg]/身長[m]^2) が25以上で、肥満による11種の健康障害(合併症)※が1つ以上あるか、健康障害を起こしやすい内臓脂肪蓄積がある場合に診断され、減量が必要な病態のことをいいます。BMIが35以上の場合、高度肥満症となります。
肥満と言えば負の印象で捉えられがちですが、講演では、現代人の肥満は自己責任ではなく、社会環境の変化や個人のおかれた社会的な環境やストレスなどが、肥満を増加させることが示されました。また、遺伝因子による個人差も示され、食べる量を減らして運動を行えば誰でも同じように体重管理ができるものではないことが紹介されました。
続いて、肥満症の治療について、基本は減量となることが示され、その方法として食事療法、運動療法、行動療法、薬物療法、外科療法のそれぞれについて説明が行われました。また、肥満症の治療に際しては、精神的なサポートも重要であることが示されました。

今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心な医療提供に努めてまいります。



※ 11種類の合併症
1) 耐糖能障害(2型糖尿病・耐糖能異常など)
2) 脂質異常症
3) 高血圧
4) 高尿酸血症、痛風
5) 冠動脈疾患(心筋梗塞・狭心症)
6) 脳梗塞、脳血栓症、一過性脳虚血発作(TIA)
7) 脂肪肝(非アルコール性脂肪性肝疾患、NAFLD)
8) 月経異常、不妊
9) 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
10) 運動器疾患:変形性関節症(膝、股関節)、変形性脊椎症、手指の変形性関節症
11) 肥満関連腎臓病

2024年12月13日 職員向けTCLS研修を行いました

令和6年11月8日(金)、当院派遣医師の香川大学医学部寄附講座教授、辻哲平先生をコースディレクター、当院救急科部長の濱谷英幸先生並びに藤澤美絵主任看護師をインストラクター、香川大学医学部付属病院 研修医の岡本美咲先生並びに当院研修医の平場優介先生をアシスタントインストラクターとして、職員向けICLS研修を行い、5名のスタッフが参加しました。

ICLS(Immediate Cardiac Life Support)は、医療従事者のための蘇生トレーニングコースの略称です。心停止はどの医療機関のどの部署でも発生する可能性があり、一度発生すると蘇生を開始するまでほとんど時間がありません。まさに「immediate(すぐに、間髪をおかない)」な処置が必要となります。心停止直後の処置には、あらゆる医療者がチームの一員として参加し、蘇生を行うことが求められています。研修では、突然の心停止に対する最初の10分間で適切なチーム蘇生を行うため、胸骨圧迫や気道管理、AEDや除細動器の使用方法、薬物投与や原因追及、心拍再開後の対応など、シチュエーションごとにそれぞれの役割を一連の流れで学習しました。
参加したスタッフからは、「命を救うための知識と技術を学ぶ重要性を改めて感じました。実際のシナリオを通じて、緊急時の対応力を高めることができたと思います。」、「心肺蘇生や緊急対応の重要性を再確認しました。このような訓練を受けることで、自信を持って患者さんの命を救う行動が取れるようになると感じています。これからも継続してスキルを磨き、チーム全体の緊急対応力を向上させたいと思います。」との話を聞くことができました。

今後も医療知識の修得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。

2024年12月11日 心不全の栄養管理に関する勉強会を開催しました

令和6年12月11日(水) 12:30〜13:00、13:30〜14:00 本館3階 カンファレンス室にて、心不全の栄養管理に関する勉強会が開催され、複数のスタッフが参加しました。

心不全とは、心臓のポンプ機能が低下し、体が必要とする血液を十分に送り出せなくなった状態をいいます。心不全の原因となる病気には、虚血性心臓病(心筋梗塞、心筋症)、弁膜症、不整脈(頻脈、徐脈)や高血圧症などがあります。また、栄養障害や薬剤などによっても心不全になることがあります。
今回の勉強会では、心不全の栄養管理について説明が行われました。勉強会では、「器質性心疾患なし、心不全の症状なし(ステージA)」または「器質性心疾患あり、症状なし(ステージB)」においては、体重の増加がリスクとなるため食事量の制限も必要であるが、症状が出てから(ステージC・D)においては基礎代謝が高まるため、必要な食事量が多くなることが説明されました。
また、ステージA・Bにおいては、塩分の摂取量を6g/日未満に制限することがリスクを低下させるといわれますが、ステージC・Dにおいては、減塩食に変更することによって食事量が低下し、栄養状態の悪化を招くことがあるため、一律の制限ではなく、必要な栄養量を摂取できるようにすることが重要であると説明されました。それでも、必要な食事量を摂取できない方については、栄養剤の補足を考慮しなければならないとの説明が行われました。

今後も新しい医療知識の習得や技術の更なる研鑽に励み、良質で安全・安心の医療提供に努めてまいります。

2024年12月11日 地産地消食を提供しました

令和6年12月11日(水)、患者さまの昼食に「地産地消」メニューのお食事を提供しました。
当院は、平成23年4月に香川県から給食施設部門で「かがわ地産地消応援事業所」の認定をいただき、毎月2回、地産地消食を提供しています。
この認定基準ですが、年間を通じて県産農林水産物を積極的に利用し、米は100%香川県産を利用すること、地産地消メニュー(県産農林水産物を50%以上利用したメニュー)を月1回以上提供すること、となっています。

今回の献立は「米飯」、「千草焼き」、「マナとしめじ和え」、「中華デザート」で、「米」、千草焼きの「卵」、マナとしめじ和えの「まな」が県産品です。(県産品の使用率は51.5%となっています。)

千草焼きとは、関西地方でよく見られる伝統的な料理です。一般的には、さまざまな野菜と魚介類または肉類を卵液で包み、ふんわりと焼き上げたものを指します。さまざまな具材が使われることから、多種多様な食材を指して「千草」と名付けられたと言われています。
よく似た料理に「松風焼き」というものがあります(こちらも時々、患者さまに提供しています)。違いですが、千草焼きは先述の通りさまざまな具材を使用するのに対し、松風焼きの具材は鶏のミンチや魚のすり身になります。また、千草焼きは炒めた具材を卵液で包み込むように焼き、ふんわりとした食感と多彩な具材の味わいが特徴であるのに対し、松風焼きはすり身を混ぜた卵液をオーブンなどで焼き上げ、しっとりとした食感が特徴です。

今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。

2024年12月11日 清掃活動を行いました

令和6年12月11日(水)朝の8時から、毎月恒例の病院敷地内とその周辺の清掃活動を職員15名が行いました。

今年は「クマ出没」がニュースで報道されるように、市街地での熊の活動が活発になっているようですが、今日12月11日は七十二侯の六十二番目「熊穴にこもる」だそうです。いよいよ熊も冬眠するほどに気温が下がるということでしょうか。
清掃活動を行った時の気象条件は、天候が晴れで、南風がほとんど気にならない程度に吹いていました。気温は3℃と冷え込みましたが、この時期としては活動に適した天候です。参加者はそれぞれ任意の場所で気持ちよく屋外清掃を行い、20分ほどで90リットルのゴミ袋1.5袋分の雑草などを集めました。

今後も皆様から信頼され支持される病院をめざし、努力してまいります。

2024年12月1日 地産地消食を提供しました

令和6年12月1日(日)、患者さまの夕食に「地産地消」メニューのお食事を提供しました。
当院は、平成23年4月に香川県から給食施設部門で「かがわ地産地消応援事業所」の認定をいただき、毎月2回、地産地消食を提供しています。
この認定基準ですが、年間を通じて県産農林水産物を積極的に利用し、米は100%香川県産を利用すること、地産地消メニュー(県産農林水産物を50%以上利用したメニュー)を月1回以上提供すること、となっています。

今回の献立は「赤飯」、「鶏肉の酢豚風」、「ちんげんさいのアーモンドかけ」、「みかん」で、赤飯の「米」、鶏肉の酢豚風の「とりもも肉」、「みかん」が県産品です。(県産品の使用率は54.1%となっています。)

香川県のみかん栽培は明治時代に仁尾町地区から始まったとされています。現在では高松市、坂出市、善通寺市、三豊市、観音寺市、土庄町で盛んに栽培されています。香川県は瀬戸内式気候に属し、温暖で日照時間も長く、降水量が少ない特性からみかん栽培に適しています。
また、令和5年に最も温州みかんの収穫量が多い都道府県は143,900トンの和歌山県で、以下、愛媛県(111,100トン)、静岡県(99,800トン)、熊本県(80,600トン)、長崎県(43,600トン)と続き、香川県は9,890トンで15位となっています。出典:農林水産省/令和5年産の結果樹面積、10a当たり収量、収穫量及び出荷量

今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。

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