トップページ滝宮総合病院の活動
令和7年6月25日(水)15:00から開催の「院内学術講演会」のご案内です。
令和7年7月26日(土)14:00から開催の「市民公開講座」のご案内です。
令和7年6月8日(日)、患者さまの夕食に「地産地消」メニューのお食事を提供しました。
当院は、平成23年4月に香川県から給食施設部門で「かがわ地産地消応援事業所」の認定をいただき、毎月2回、地産地消食を提供しています。
この認定基準ですが、年間を通じて県産農林水産物を積極的に利用し、米は100%香川県産を利用すること、地産地消メニュー(県産農林水産物を50%以上利用したメニュー)を月1回以上提供すること、となっています。
今回の献立は「米飯」、「みそ炒め」、「マカロニサラダ」、「キウイ」です。「米」、みそ炒めの「豚もも肉・たまねぎ・キャベツ」、マカロニサラダの「きゅうり」が県産品です。(県産品の使用率は62.6%となっています。)
みそ炒めは、キャベツと豚肉の相性が抜群の一品です。まずは豚肉を炒め、溶け出た脂はペーパータオルで拭き取ります。その後、たまねぎ・キャベツなどの野菜を加えてさっと炒め、野菜が少ししんなりしたら、混ぜておいた赤みそ・しょうが・酒の調味液を加え、さらにさっと炒め合わせれば出来上がりです。しょうがとみそで風味良く仕上げるのがコツです。
患者さまには栄養の観点からもも肉を使用しましたが、ご家庭ではボリュームアップを目的としてロース肉を使うのもおすすめとのことでした。
今後も安全で安心な食事を提供するため、地産地消に取り組み、患者満足度の向上と地域への貢献に努めてまいります。
令和7年6月4日(水)、栄養サポートチーム(Nutrition Support Team、NST)専門療法士臨床実地修練の第2週目研修を行いました。
NST専門療法士は、一般社団法人日本栄養治療学会(JSPEN)が認定する栄養管理の専門家です。近年、多くの病院でNSTが設置されており、NST専門療法士にはチームの中心的な役割を担うことが期待されています。
本日は、症例カルテ確認に続き、以下の講習と実技研修を実施しました。
・看護師より「点滴ラインと輸液実施」「経腸栄養ラインと実施」「注入関連トラブル」
・臨床検査技師より「臨床検査」
・管理栄養士より「栄養指導」
・歯科医師より「口腔機能と栄養」
・歯科衛生士より「口腔ケア」
さらに、病棟回診や栄養評価の実技研修も行いました。
「口腔機能と栄養」の講義では、花井歯科医長が口腔機能と栄養の密接な関係について解説しました。口腔機能が低下すると、食べる・話す・飲み込む力が衰え、栄養不足や誤嚥性肺炎を招く恐れがあるほか、筋力低下による転倒の可能性も高まります。これらについて、具体的な事例を交えながら、実践的な予防方法を詳しく説明しました。
私たちは、積極的な教育活動を通じて、将来を担う人材の育成に努めてまいります。