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8月31日は「野菜の日」です。この記念日は、「や(8)さ(3)い(1)」という語呂合わせに由来し、野菜の魅力を再認識してもらうことを目的に、食料品流通改善協会や全国青果物商業協同組合連合会など9団体によって昭和58年(1983年)に制定されました。
この「野菜の日」にあわせて、患者さまの昼食に行事食として「野菜の日」特別メニューを提供しました。
今回の献立は「米飯」、「スタミナ炒め」、「ポトフ風」、「オレンジ」です。
さて、ここで気になるのが「スタミナ炒め」と「ポトフ風」という料理です。
「スタミナ炒めの“スタミナ”って何?」「ポトフ風って、本場のポトフとどう違うの?」と疑問に思うのは、私だけではないはずです。
調べてみたところ、「スタミナ」という言葉には、「食べて力が出る料理」「疲労回復」などのイメージを持たせるネーミング戦略の側面があり、厳密な定義は存在しないようです。一般的には、肉類に濃いめの味付けを施した料理が「スタミナ炒め」と呼ばれることが多いようです。
一方、「ポトフ」は牛肉の塊と野菜を香辛料とともにじっくり煮込むフランスの伝統的な家庭料理です。日本では牛肉の塊ではなく、ウインナーやベーコンを使うスタイルが主流となっているため、本場のレシピとの違いに配慮して「〜風」として表現している場合が多いようです。
当院では、「地産地消食」だけではなく、季節を感じていただけるような食材・料理を献立に取り入れた「行事食」を毎月1回提供しています。
今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。
令和7年8月29日(金)、患者さまの昼食に「地産地消」メニューのお食事を提供しました。
当院は、平成23年4月に香川県から給食施設部門で「かがわ地産地消応援事業所」の認定をいただき、毎月2回、地産地消食を提供しています。
この認定基準ですが、年間を通じて県産農林水産物を積極的に利用し、米は100%香川県産を利用すること、地産地消メニュー(県産農林水産物を50%以上利用したメニュー)を月1回以上提供すること、となっています。
今回の献立は「米飯」、「鶏肉さんしょう焼き」、「源平煮」、「梨」です。「米」、鶏肉さんしょう焼きの「とりもも肉」とその付け合わせの「なす」が県産品です。(県産品の使用率は51.8%となっています。)
日本における鶏肉の消費量は、年々増加傾向にあるそうです。家計調査ベースで見ると、家庭で最も多く購入されているのは豚肉ですが、その購入量は年々減少傾向にあります。一方、外食や加工品も含めた総消費量では、令和6年(2024年)に鶏肉が他の肉類を上回り、トップとなったと報告されています。
鶏肉の消費が増加している背景には、健康志向の定着(高タンパク・低脂肪)や、物価高騰による節約志向の高まり(牛肉や豚肉に比べて価格が安価)などが挙げられます。
実際、香川県においても鶏肉の人気は高く、県庁所在地(高松市)の家庭における年間購入量は令和5年(2023年)に約4.81kgと、過去最高水準に達しました。地元ブランド鶏「讃岐コーチン」や「オリーブ地鶏」の普及などが、消費量の拡大に寄与しているとみられています。
今後も安全で安心な食事を提供するため、地産地消に取り組み、患者満足度の向上と地域への貢献に努めてまいります。
令和7年9月19日(金)14:30から開催の「院内学術講演会」のご案内です。
令和7年10月25日(土)14:00から開催の「市民公開講座」のご案内です。
令和7年8月19日(火)12:10〜 他、健康館5階講堂にて、インターネットを活用した反復性/慢性片頭痛に関する勉強会が開催され、35名のスタッフが参加しました。
片頭痛とは、脈打つような痛みが頭の片側(時には両側)に起こる頭痛で、痛みは数時間から3日ほど続くことがあります。吐き気や光・音に敏感になるなどの症状を伴うことがあり、階段を上るなどの動作で痛みが強くなることもあります。
反復性片頭痛は、月に15日未満の頻度で繰り返し起こる片頭痛を指しますが、毎日ではありません。一方、慢性片頭痛は、月に15日以上、3ヶ月以上続く頭痛で、そのうち8日以上が片頭痛の特徴を満たすものを指します。
今回の勉強会では、片頭痛が日常生活に与える影響や、それに対する治療・対策について説明が行われました。
片頭痛には、予兆・前兆・頭痛発作・後発症状(以上が発作期)と、頭痛のない発作間欠期というサイクルがあり、生活への支障は発作期だけでなく、発作間欠期にも認知機能の変化や次の発作への不安・恐怖によって生じることが示されました。
また、片頭痛発作の病態の一つとして「三叉神経血管系の活性化」が挙げられ、慢性化や発症には「中枢神経感作」が重要な役割を果たしているとの報告も紹介されました。
さらに、この中枢神経感作に対してエビデンスのある薬剤の使用例も紹介されました。
今後も新しい医療知識の習得や技術のさらなる研鑽に努め、良質で安全・安心な医療の提供に取り組んでまいります。
令和7年8月13日(水)午前8時現在、当地の気象は薄曇り、気温28℃、湿度は高めながらも、南東の風0.5mと穏やかで、屋外活動には支障のない気象条件となっていました。
この日は、当院が毎月行っている清掃奉仕活動に加え、香川県農業協同組合が推進する「共通事業 協同体の力でできること−SNSでつながる地域美化プロジェクト−」の趣旨に賛同し、協同組合の活動を通じて地域の美化に少しでも貢献できればと思い、清掃活動を行いました。
今回は職員29名が参加し、病院周辺の雑草除去を中心に、約20分間の作業を実施。90gのごみ袋4袋分の雑草やごみを回収しました。
この活動は、「協同」のちからで地域の美化に取り組むことを目的としており、持続可能な社会づくりにもつながるものと考えています。また、皆様に協同組合の活動を少しでも知っていただきたく、病院ホームページ等を通じて、こうした取り組みについても今後発信してまいります。
皆様に信頼され、支持される病院を目指して、努力を続けてまいります。
令和7年8月11日(月・山の日)、患者さまの夕食に「地産地消」メニューのお食事を提供しました。
当院は、平成23年4月に香川県から給食施設部門で「かがわ地産地消応援事業所」の認定をいただき、毎月2回、地産地消食を提供しています。
この認定基準ですが、年間を通じて県産農林水産物を積極的に利用し、米は100%香川県産を利用すること、地産地消メニュー(県産農林水産物を50%以上利用したメニュー)を月1回以上提供すること、となっています。
今回の献立は「米飯」、「豆腐ハンバーグ」、「トマトサラダ」、「オレンジ」です。「米」、豆腐ハンバーグの「鶏ミンチ、たまねぎ」、トマトサラダの「トマト、たまねぎ」が県産品です。(県産品の使用率は52.5%となっています。)
日本の定番の夏野菜である「トマト」ですが、インターネットによりますと、原産地は南米ペルーを中心としたアンデス高原とされ、野生種のトマトが人間や鳥によってメキシコに運ばれ、そこで栽培が始まったと考えられているそうです。
アステカ帝国を征服したスペイン人エルナン・コルテスが、観賞用としてヨーロッパに持ち込んだとされ、日本には江戸時代初期にオランダ人によって長崎に伝来したといわれています。江戸時代の本草学者・儒学者である貝原益軒の『大和本草』にも、トマトに関する記述が残されているそうです。
当初はヨーロッパと同様に観賞用として栽培されていましたが、後に欧米で品種改良された食用品種が日本にも導入され、明治以降には食用として利用されるようになりました。なお、青臭さなどの理由から当初はあまり普及せず、本格的に普及したのは19世紀末頃とされています。
今後も安全で安心な食事を提供するため、地産地消に取り組み、患者満足度の向上と地域への貢献に努めてまいります。