トップページ滝宮総合病院の活動
令和7年10月25日(土)14:00から開催の「市民公開講座」のご案内です。
令和7年10月8日(水) 朝の8時から、毎月恒例の病院敷地内およびその周辺の清掃活動を職員12名で行いました。
例月に比べて参加人数はやや少なめでしたが、曇り空ながらも気温24度、東北東の風1mと穏やかな気象条件のもと、それぞれが思い思いの場所で雑草の除去やゴミ拾いに取り組みました。前日の湿気を含んだ空気が落ち着きをもたらし、活動にはちょうど良い環境でした。
今回は20分強の作業で、90リットルのゴミ袋が6袋ほぼ満杯になるほどの成果があり、敷地内の環境美化にささやかながら貢献できたのではないかと思います。
今後も皆様に信頼され、支持される病院を目指して努力を続けてまいります。
令和7年10月8日(水)、栄養サポートチーム(Nutrition Support Team:NST)専門療法士臨床実地修練の第2週目研修を実施しました。
NST専門療法士は、一般社団法人日本栄養治療学会(JSPEN)が認定する栄養管理の専門職であり、近年では多くの医療機関にNSTが設置され、チーム医療の中核を担う役割が期待されています。
この日の研修では、症例カルテの確認に加え、以下の講習および実技研修を行いました。
・看護師:「点滴ラインと輸液の実施」「経腸栄養ラインの管理と実施」「注入関連トラブル」
・臨床検査技師:「臨床検査の基礎と応用」
・管理栄養士:「栄養指導の実践」
・歯科医師:「口腔機能と栄養の関連」
・歯科衛生士:「口腔ケアの重要性」
さらに、病棟回診と栄養評価の実技研修も行い、チーム医療の現場を実際に体験しました。病棟回診では、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、リハビリスタッフなどが連携し、患者の栄養状態を評価・共有。各職種の視点から得られる情報(嚥下機能、疾患、薬剤、食事摂取状況など)を統合し、最適な栄養管理方針を検討します。
指導責任者である脳神経外科部長・河内雅章医師からは、「臨床実地修練は単なる知識習得ではなく、実践と連携の場です。病棟回診はチーム医療の本質を理解する機会であり、主体的に学びを深めていただきたい。」とのコメントがありました。
私たちは、積極的な教育活動を通じて、将来を担う人材の育成に努めてまいります。
令和7年10月4日(土)、患者さまの夕食に「地産地消」メニューのお食事を提供しました。
当院は、平成23年4月に香川県から給食施設部門で「かがわ地産地消応援事業所」の認定をいただき、毎月2回、地産地消食を提供しています。
この認定基準ですが、年間を通じて県産農林水産物を積極的に利用し、米は100%香川県産を利用すること、地産地消メニュー(県産農林水産物を50%以上利用したメニュー)を月1回以上提供すること、となっています。
今回の献立は「米飯」、「若鶏焼きたたき」、「まなけんちゃん」、「アスパラアーモンドかけ」です。「米」、若鶏焼きたたきの「とりもも肉、きゅうり」、まなけんちゃんの「まな」が県産品です。(県産品の使用率は72.5%となっています。)
「まんばのけんちゃん」は香川県を代表する郷土料理のひとつですが、本日提供したのは「まなけんちゃん」です。
「けんちゃん」という料理名は、多くの方がご存じかと思いますが、精進料理の「けんちん」がなまった言葉とされています。
この「けんちん」の語源には諸説あり、ひとつは神奈川県鎌倉市の禅寺「建長寺」で作られた「建長汁」がなまって「けんちん汁」になったという説。もうひとつは、中国の精進料理「普茶料理(ふちゃりょうり)」の中に「巻繊(けんちん)」という料理法があり、それが日本に伝わって「けんちん」と呼ばれるようになったという説です。
どちらの説も有力で、両方の影響を受けているとも考えられています。
今後も安全で安心な食事を提供するため、地産地消に取り組み、患者満足度の向上と地域への貢献に努めてまいります。
令和7年10月1日(水)、本年度2回目の栄養サポートチーム(Nutrition Support Team、NST)専門療法士臨床実地修練研修を開始しました。
NST専門療法士は、一般社団法人日本栄養治療学会(JSPEN)が認定する栄養管理の専門家です。近年、多くの病院でNSTが設置されており、NST専門療法士にはチームの中心的な存在としての活躍が期待されています。
NST専門療法士の資格取得には、認定された教育施設での臨床実地修練を修了する必要があります(令和7年5月現在、県内で募集を行っている施設は、香川大学医学部附属病院、坂出市立病院、三豊総合病院、及び当院の4施設)。実地修練は合計40時間の研修が求められ、当院も教育施設として認定されています。
当院では、この臨床実地修練研修を年2回開催しています。今回は、他施設から管理栄養士2名、薬剤師1名の計3名、当院から看護師1名の総勢4名が、本日より毎週水曜日、5週にわたり研修を受講します。
初日の本日は、開会式・オリエンテーションに続き、管理栄養士による「栄養評価・スクリーニング・経口栄養・食形態・経腸栄養剤の種類」、医師による「アセスメント・診断推論」「サルコペニア・フレイル」「栄養療法のプランニング(ゴール設定)とモニタリング」の講習が行われました。また、病棟回診や栄養評価等の実技も実施しました。
今後も積極的な教育活動に取り組み、将来を担う人材の育成に努めてまいります。