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滝宮総合病院の活動

令和7年11月26日(水)、患者さまの昼食に「地産地消」メニューのお食事を提供しました。
当院は、平成23年4月に香川県から給食施設部門で「かがわ地産地消応援事業所」の認定をいただき、毎月2回、地産地消食を提供しています。
この認定基準ですが、年間を通じて県産農林水産物を積極的に利用し、米は100%香川県産を利用すること、地産地消メニュー(県産農林水産物を50%以上利用したメニュー)を月1回以上提供すること、となっています。
今回の献立は「米飯」、「スペイン風オムレツ」、「まなのソテー」、「ヨーグルト」です。「米」、スペイン風オムレツの「卵」、まなのソテーの「まな」が県産品です。(県産品の使用率は51.1%となっています。)
当院の地産地消食で比較的よく使う野菜に「まな」があります。正直なところ、「まなを食べた」と意識することはほとんどなく(むしろ全くないと言ってもいいかもしれません)、スーパーなどで購入する機会もなく、漫然と過ごしていました。
そんな折、9月のある日、ホームセンターで「まな」の種を見かけました。店員の方から「年中種まきが可能で、9月上旬〜10月下旬が最適」、「連作も基本的には問題なし」、「手間が少なく、収穫までが早いので初心者におすすめ」と伺ったので、購入して庭の片隅に早速まいてみました。
1週間後には発芽し、その後もほったらかしながら順調に成長。50日後には、そこそこの「まな」を収穫することができました。
今後も安全で安心な食事を提供するため、地産地消に取り組み、患者満足度の向上と地域への貢献に努めてまいります。
令和7年11月17日(月)12:30〜12:55、13:30〜13:55の2回にわたり、健康館5階講堂にて「インターネットを活用した骨粗鬆󠄁症治療」に関する勉強会を開催し、多数のスタッフが参加しました。
骨粗鬆󠄁症は、骨密度の低下により骨折のリスクが高まる疾患であり、治療の中心は薬物療法です。骨密度の改善には数ヶ月から数年を要するため、継続的な治療が重要です。しかしながら、症状が乏しいこともあり、途中で治療を中断してしまう患者さまも少なくありません。
今回の勉強会では、自己注射薬を用いた骨粗鬆󠄁症治療の事例報告が行われました。治療開始から半年、1年、2年と経過するにつれて、治療の継続率が徐々に低下していく傾向が紹介されました。特に2年後には、継続している方がごく少数にとどまるというデータもあり、治療の継続支援の重要性を改めて認識しました。
患者さまの治療意欲を高めるための具体的なポイントとして、以下のような工夫が紹介されました。
・問題解決の支援:ライフスタイルに合わせた治療法の提案
・コミュニケーションの工夫:単純接触効果の活用や温かい声かけの実践
・共同意思決定の重視:患者さまと医療者が対等に話し合う姿勢
・多職種による連携支援:医師・看護師・薬剤師などの協働体制
今後も新しい医療知識の習得や技術のさらなる研鑽に努め、良質で安全・安心な医療の提供に取り組んでまいります。
令和7年11月14日(金)、患者さまの夕食に「七五三」をお祝いする「行事食」メニューのお食事を提供しました。
七五三は、3歳・5歳・7歳の節目を迎える子どもたちの健やかな成長を祝う、日本の伝統的な年中行事です。古くから続く風習で、秋の穏やかな季節の中、家族で子どもの成長を喜び合う機会として親しまれてきました。
近年では、少子化や生活スタイルの変化により、かつてのようなにぎやかな七五三の風景は、静かで控えめなものへと移り変わってきているようです。神社やお寺への参拝、写真館での記念撮影、家族での会食など、祝い方もそれぞれのご家庭の事情に応じて、時代とともに少しずつ姿を変えてきたように感じられます。
今回の献立は「ちらし寿司」、「たらこ和え」、「和菓子」、「ヨーグルト」です。
彩り豊かなちらし寿司はお祝いの席にふさわしく、和菓子のやさしい甘さが心を和ませてくれます。患者さまにも、食を通じて季節の行事を感じていただけるひとときとなれば幸いです。
当院では、地元の食材を活かした「地産地消食」に加え、四季折々の行事にちなんだ「行事食」を毎月1回提供しています。
今後も安全・安心でおいしい食事を提供するため地産地消に取り組み、患者満足度向上と地域への貢献に努めてまいります。
令和7年11月12日(水) 朝の8時から、毎月恒例の病院敷地内およびその周辺の清掃活動を職員18名で行いました。
今朝は気温9度、風はなく、曇り空の下での作業となりました。肌寒さを感じる天気ではありましたが、風がない分、空気は穏やかで、落ち着いた雰囲気の中、各自が黙々と作業に取り組むことができました。
今回は、植栽の間に伸び放題になっていた雑草の除去を中心に、25分間の活動を行いました。普段は目が届きにくい場所にも目を配り、丁寧に草を取り除いていきました。
その結果、軽トラック荷台3分の2ほどの草やゴミを回収し、敷地内の環境美化にささやかながら貢献できたのではないかと思います。
今後も皆様に信頼され、支持される病院を目指して努力を続けてまいります。
令和7年11月11日(火)、患者さまの夕食に「地産地消」メニューのお食事を提供しました。
当院は、平成23年4月に香川県から給食施設部門で「かがわ地産地消応援事業所」の認定をいただき、毎月2回、地産地消食を提供しています。
この認定基準ですが、年間を通じて県産農林水産物を積極的に利用し、米は100%香川県産を利用すること、地産地消メニュー(県産農林水産物を50%以上利用したメニュー)を月1回以上提供すること、となっています。
今回の献立は「炊き込みご飯」、「おとし卵のあんかけ」、「ごま和え」、「みかん」です。炊き込みご飯の「米、とりむね肉」、おとし卵のあんかけの「卵」、「みかん」が県産品です。(県産品の使用率は53.0%となっています。)
香川県は瀬戸内式気候に属し、温暖で日照時間が長く、降水量が少ないため、みかん栽培に非常に適しています。県土の面積は小さいながらも、効率的な栽培技術と品種改良により、みかん栽培が盛んな地域となっています。
なお、みかんは、年平均気温15〜18℃という狭い適温域で育つため、わずか1℃の気温上昇でも品質や収量に大きな影響を及ぼします。地球温暖化の影響により、高温による「浮皮」や「日焼け」などの障害がすでに報告されており、品質の低下が懸念されています。
農研機構の研究によると、今世紀半ばから末にかけて、みかんの栽培適地は徐々に北上する可能性が高く、現在の産地では栽培が困難になる地域も出てくると予測されています。
香川県では、気候変動に対応するための品種改良や栽培技術の開発が進められており、温暖化によって新たに栽培可能になる果樹(例:アボカド)への転換も検討されています。
今後も安全で安心な食事を提供するため、地産地消に取り組み、患者満足度の向上と地域への貢献に努めてまいります。