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滝宮総合病院の活動

令和8年9月15日(火)、患者さまの夕食に「地産地消」メニューのお食事を提供しました。
当院は、平成23年4月に香川県から給食施設部門で「かがわ地産地消応援事業所」の認定をいただき、毎月2回、地産地消食を提供しています。
この認定基準ですが、年間を通じて県産農林水産物を積極的に利用し、米は100%香川県産を利用すること、地産地消メニュー(県産農林水産物を50%以上利用したメニュー)を月1回以上提供すること、となっています。
今回の献立は「米飯」、「鶏肉と野菜焼き」、「なすとししとうがらしの揚げびたし」、「バナナ」です。「米」、鶏肉と野菜焼きの「若鶏、たまねぎ」、なすとししとうがらしの揚げびたしの「なす」が県産品です。(県産品の使用率は65.4%となっています。)
今回、副菜として提供した「揚げびたし」ですが、よく似た料理である「焼きびたし」との効能の違いについて、ご存じでしょうか。油を控えてヘルシーに仕上げる焼きびたしに対し、一度油で揚げる「揚げびたし」には、なすに含まれる脂溶性のビタミン(β-カロテンなど)の吸収率を高めるという栄養面での大きな効果があります。また、油でコーティングされることで、皮に含まれる大切なポリフェノールが失われにくくなるのも特徴です。
栄養科スタッフからは「今回はあえて揚げびたしにすることで、なすの栄養を効率よく摂取し、夏の疲れが残りやすい体にしっかりとエネルギーを届ける工夫をしました。香川県産の秋なすは身が詰まっていて美味しいので、患者さまにもしっかりと栄養を摂りながら、美味しく召し上がっていただければと思います」との話を聞くことができました。
今後も安全で安心な食事を提供するため、地産地消に取り組み、患者満足度の向上と地域への貢献に努めてまいります。
令和8年9月9日(水)12:30〜13:00、13:15〜13:45、健康館5階大会議室にて、インターネットを活用した更年期や高齢の方のイライラや不安の治療に関する勉強会が開催され、多数のスタッフが参加しました。
入院などによる急激な環境の変化や、更年期における心身のバランスの乱れなどは、イライラや不安、不眠といった精神的な症状を引き起こすことがあります。これらは患者様ご本人のつらさだけでなく、周囲のサポート体制にも影響を与えるため、心と体の双方に配慮した適切な治療やケアが求められています。
今回の勉強会では、こうした精神科領域におけるお悩みに対する具体的なアプローチ方法や、患者様の状態に合わせた適切な治療の進め方について学びました。
ひと口に精神症状と言っても、怒りっぽくイライラが強い場合や、精神不安があって虚弱で食欲不振、全身の倦怠感を伴う場合など、その現れ方は幅広く、それぞれの症状に対応した医療の提供が必要です。講義では、こうした多種多様な症状や、患者様一人ひとりの体力・体質に合わせて細やかに選択できる、適切なお薬の数々が示されました。
今後も新しい医療知識の習得や技術のさらなる研鑽に努め、良質で安全・安心な医療の提供に取り組んでまいります。
令和8年9月4日(金)19:00〜20:00、健康館5階講堂にて、インターネットを活用したDKDについての勉強会が開催され、多数のスタッフが参加しました。
DKD(糖尿病性腎臓病)とは、糖尿病が原因で腎臓の機能が低下していく病気のことです。高血糖が続くことで、体内の老廃物を尿として排出する腎臓の血管がダメージを受け、十分に働かなくなるといわれています。初期は自覚症状がないため気づきにくく、進行すると人工透析が必要になるケースもあるため、早期発見が重要とされています。
今回の勉強会では、2名の講師より、それぞれ「DKDへの進展予防戦略」と「糖尿病とサルコペニア」と題した講演が行われました。
一席目の「DKDへの進展予防戦略」では、病気の進行を防ぐために、高血糖だけでなく高血圧や脂質異常も含めた総合的なコントロールが極めて重要であることが説明されました。また、近年の糖尿病治療薬の進歩についても紹介があり、SGLT-2阻害薬やGLP-1製剤(セマグルチド)、RAS系阻害薬、MR拮抗薬といった、腎臓を保護する効果が期待される最新のお薬の選択肢と、その特徴について解説がありました。
二席目の「糖尿病とサルコペニア」では、講師自身の臨床研究(後ろ向き研究)のデータを基にした、より実践的な治療のポイントが示されました。筋肉量や筋力が低下する「サルコペニア」を併発している患者さまや、高齢の患者さま、またBMI(体格指数)が24未満の患者さまに対しては、先述のSGLT-2阻害薬などの使用において慎重な判断や注意が必要であることなどが具体的に語られました。
今後も新しい医療知識の習得や技術のさらなる研鑽に努め、良質で安全・安心な医療の提供に取り組んでまいります。